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< 市民の声を聴く会 | メイン | 日常診療における職業・環境性疾患 >

・当院では,現在職員全員で社会保障の学習中.一つのテキストを4回に分けて学習しています.先日講師のS Dr.が『ルポ 貧困大国アメリカ』(堤未果著.岩波新書.2008年)を紹介されていたので,昨日・今日で読んでみました.内容は,本当に暗澹たるもの,そして,まさに日本がアメリカの後追いをしているというのを実感しました.

・貧困のために戦争に行かなければならない状況がリアルにでていました.日本人で州兵となりイラクへいった日本人へのインタビューが載っていました.その中で「アメリカ社会が僕から奪ったのは二十五条です.人間らしく生きのびるための生存権を失ったとき,九条の精神より目の前のパンに手が伸びるのは人間として当たり前ですよ.」まさに、憲法25条と9条はクルマの両輪という気がしました。そして、また、最近「丸山眞男をひっぱたきたい 希望は戦争」といった「論文」がでていることを思い出しました。

・この本の中で,今回のブログの標題、全米医学生協会と訳されていたAmerican Medical Student Associationという組織と、その活動をしりました。以下、この本の中の記述です。

一九五〇年に創立され、全米に六万八〇〇〇人の会員を持つこの組織は、二〇〇六年一一月にワシントンDCで大規模な「製薬会社不介入キャンペーン」を開催し、市民の前で会員たちが製薬会社からの贈賄拒否宣言をした。

「製薬会社が使う広告費、販促費および医師への贈賄費用の合計は年間八億ドルで、中でも贈賄費用は医師一人につき一万ドルです。これにノーを言う医師を増やすこと、民営化された医療保険システムに反対する医師を増やし、政治家たちや一般市民に呼びかけていくことが、市場原理型医療制度にノーをつきつける一つの手段であると、私たちは信じています」

*アメリカでは、製薬会社から「指示された」薬を使うと「ボーナス」がでると、何かで読んだことがあります。

こういうことが、日本でもできたらなと思います。 

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