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・鉛中毒というのは、産業現場でおこるのみでなく、日常生活でも起こりえます。また、特殊な中毒の起こり方として、マリファナの報告がありました。

・NEJM(Vol. 358 No.15 Apr 10,2008)に"Lead Poisoning Due to Adulterated Marijuana"というレポートがありました。ドイツの若者たち(29例)が質の悪いマリファナを吸って鉛中毒になり入院した話です。マリファナは、一パック中何グラムで、いくらという売り買いだそうです。悪い「業者」が、重さをますためにパック中に鉛をいれて重さをまして儲けようとしているようです。この症例の教訓は、信頼できる業者から質のよいマリファナを買いましょうねということです。(←ちがうだろーが、という突っ込みが必要です)

・も一つNEJM(IMAGES IN CLINICAL MEDICINE: Burton's Line)に鉛中毒の症例がありました。これは、実際私が見たことが無い歯肉の鉛縁(lead blue line=Burton's line)と好塩基点赤血球(basostippled cell)の写真が載っておりました。Burton'S lineは鉛中毒の所見ではなく、鉛に曝露されたという証明です。

 

 

 

Aは、歯の付け根のところが青~紫色になっています。Bは赤血球の中の赤紫色の点々がbasophilic stipplingですね。

・最初に紹介したドイツの例は、救急外来から入院に至った例がほとんどだそうです。日本でも、救急外来に鉛中毒で来院しているのではないかと、わたしの曇った水晶玉が言っております。

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