・ある時病棟で医師4名,看護師長1名,MSW1名でカンファレンスをしてたとき.何故が手帳の話になりました.6名中5名が高橋の手帳(高橋書店というところが作っている物)を使っていました.(うち2名は,私が購入をすすめました)
・私が高橋の手帳を気に入っているのは二つの理由からです.一つは手帳自体が丈夫.二つ目は「手帳大賞」というイベントをしているから.(他社の手帳と比較検討して使っているわけではありませんが)
・で,わたしも,個人的な「手帳大賞」をつくりました.まずは,エントリーNo1.
「人は誰でも間違える.
医師もモチロン間違える.」
これは,当院で各職場ごとに誤認防止の標語をつくり,それを毎朝唱和しているのですが,年度がかわり,医局で新しい誤認防止の標語を考えているときに浮かんだ言葉です.(当医局では不採用)
最初の「人は誰でも間違える」は,まず医療従事者なら知っている(知っておかないといけない)IOMが出版した
Kohn LT, Corrigan JM, Donaldson MS, eds. To err is human: building a safer health system. Washington, D.C.: National Academy Press, 2000
の日本語訳です.
私が考えた標語は,お医者さんも人間ですから間違えるんですよということです.
・ここで,非医療従事者の方に誤解がないように一言:この言葉は開き直っているのではなく,人間という物はミスをするものである.それを大前提にして,ミスを起こしにくい,ミスを起こしても大きな事態にならないようにシステムを構築しましょうということです.
・ところで,To err is humanはトゥ アー(アイマイ母音) リズ ヒューマンと発音しないといけませんが,時に トゥ エラー イズ ヒューマンと仰る人がおられるようです.恥ずかしながら,私も最初そうでした.でもerrorエラーは名詞で,errが「まちがいをする」という動詞ですので,ご注意を.
・ついでにエントリーNo.2(これは,以前記事の中に書きました)
私の敬愛する先輩医師Dr.Oの言葉
「本当にいやらしい所には1人で行く」
この言葉の背景は,過去のブログの記事を見てください.
・さて最初に戻って、to err is humanというセリフですが、これは、To err is human, to forgive divine(過つは人の常、許すは神の心)という一対の英語のことわざの前半部分です。英語のことわざと書きましたが、イギリスの詩人Alexznder PopeのAn essay on Criticism(批評論)の中に出てくる言葉だそうです。この言葉がそもそも、ポープの独自のものか、彼以前にあったことわざを用いたのかは私にはわかりません。
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