・掌蹠膿疱症は,病巣感染,胸鎖関節痛(掌蹠膿疱症性性関節炎)等で有名ですよね.
・日本皮膚科学会のwebsiteに「皮膚科Q & A」というものがあります。そこの、掌蹠膿疱症の説明は以下のようになっています。
掌蹠膿疱症はウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くみられる病気で、周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。ときに、足と手のほかにスネや膝にも皮疹が出ることがあります。皮疹は小さな水ぶくれ(水疱)が生じ、次第に膿疱に変化します。その後、かさぶた(痂皮)となり、角層(皮膚の最表層にある薄い層)がはげ落ちます。後にこれらの皮疹が混じった状態になります。出始めに、よくかゆくなります。また、鎖骨や胸の中央(胸鎖肋関節症)やその他の関節が痛くなることがあります。足の皮疹は水虫によく似ていますので、診断をはっきりさせるために皮膚表面の角層を一部取り、顕微鏡で調べて、水虫を起こすカビ(白癬菌)がいるかどうか調べる必要があります。その他、間違いやすい皮膚病としてかぶれ(接触皮膚炎)や乾癬などがあります。
で、見ることができます。
・職業、環境因子との関係をみようと、Haz-Mapでpustulosis palmoris et plantarisをいれてもヒットするものがありませんでした。またPalmoplantar pustulosisもノーヒット。でも、金属との関係は言われているようです。
・『標準皮膚科学第7版』の掌蹠膿疱症pustulosis palmoplantarisの項の【病因】には,以下のように書かれています.
本症の一部は病巣感染が原因となる.病歴で慢性扁桃腺炎,齲歯(むし歯)などの病巣感染が疑われるときは咽頭培養・血液検査を行い,耳鼻咽喉科や歯科口腔外科にて精査する.喫煙も悪化因子とされる.
ここの記述では,金属は出てきませんが,【検査成績】のところで「口腔内金属が原因と考えられるときは,確認のため歯科金属パッチテスト」という記述があり,【治療】では,「・・・口腔内金属が原因である可能性が高いときは原因金属の除去をはかる.」とあります.
『医学書院 医学大辞典』では,「・・・金属アレルギーが原因となることがあるが・・・」という記述も見られます.
よって,金属が掌蹠膿疱症の原因でありえるということは,一応「常識」と考えておいてよいのではないでしょうか?
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