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・宅配業者の職業性疾患としては、まず腰痛症が思い浮かびます。また、その長時間過密労働からみて過労死も心配です。ある、宅配業者のCMを見ていると、重い荷物を持って走っています。腰痛発症のハイリスクですね。イギリスの人がそのCMみたら驚くのではないでしょうか。(何で、イギリスか・・・私は、イギリスの重筋労働についてちょっと勉強したことあり、またHSEにも行ったことあるからです。イギリスでは、結構重量物取り扱いには注意が払われているようです。)
・ところで、宅配の業者は色んなものを運ぶのですね。動物も送り届けるから、オウム病になることもあるのですね。以下、症例報告です。
宅配流通業者に発生したと考えられたオウム病の1例
大久保健太郎(太田西ノ内病院呼吸器センター 内科), 大久保寿子, 松浦圭文
日本内科学会雑誌(0021-5384)93巻5号 Page1009-1011(2004.05)
抄録:58歳男.宅配荷物振り分けの際に「ペット鳥類」と記載してある荷物が気になり,手に取り観察し通気孔より臭いを嗅いだ4週間後に咳,痰,全身倦怠感,下痢,発熱などが出現し受診,肺炎の疑いで入院となった.各種検査所見からレジオネラやオウム病などを考え,エリスロマイシンとパニペネムで治療を開始した.入院5日目に呼吸状態の悪化を認め,人工呼吸管理下にパルスを含めたステロイド療法も開始した.10日目より改善が認められ人工呼吸器から離脱,30日目に退院した.その後,入院時に提出していたオウム病クラミジアの補体結合反応が256倍と高値を示し,ペア血清との比較で4倍以上の差を認めたことからオウム病と診断した
補足:インターネットの普及で、多くのペットショップがネット上で売買を行っており、その流通が宅配で行われているとのこと。現在行政上の規制は無いみたいですが、このような事例(これが始めての報告)が次々起こってくると行政の介入も必要と考察で述べられています。この方、業務上疾病となったのでしょうか?