・「こたつミカン」と言えば、冬に感じる至福の喜び。日本人でよかったと思えます。また、冬の温泉もよい。山陰の温泉に言って、嫌というほどカニを食べてみたい・・・
・わざわざ、山陰に行かなくても、サウナは色んなところで入れますが、以下のような事例があったので、注意しましょう。
【症例】サウナ入浴後に発症した細気管支炎の1例
橋爪敏彦(神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器科)
気管支学(0287-2137)25巻6号 Page447-450(2003.09)
【要約】52歳男.サウナ入室直後に刺激臭を感じ,咳が出始めた.その後,発熱と呼吸困難を伴うようになった.両側胸部で喘鳴を聴取し,胸部CTでは両側肺野び漫性に小葉中心性粒状影と浸潤影が認められた.急性細気管支炎・肺障害を疑い,また,感染症を否定できないことから,抗生物質を投与した.その後の気管支肺胞洗浄ではリンパ球分画の増加が認められたが,病原微生物は検出されなかった.患者血清に微生物に対する沈降抗体も証明されなかった.第4病日には浸潤影はほぼ消失し,軽度の咳と聴診上残存していた喘鳴も,退院から約6週間後には消失していた.この症例の発症機序としては,サウナ室内の何らかの呼吸器系刺激物質による細気管支・肺障害や,病原微生物による過敏性肺炎の可能性が考えられた。
【私の補足】
・温泉といえば、レジオネラ。重症の肺炎を見たら、まず温泉に行ったか、お風呂はどんなお風呂か(ex.24時間風呂)問診しないといけません。この症例は、レジオネラでは無かったですが...
・本文では、友人たちと温泉旅館にでかけ、一緒にサウナに入ったそうです。この患者さんと友人たちは、すぐ刺激的なにおいを感じ咳き込んだそうです。友人たちはすぐ出たのに、この患者さんは我慢して30分間いたそうです。我慢強いのも、よしあしですね。おかしいと思ったらすぐ逃げることです。
ちょっとだけ関連図書:『人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学 』(集英社新書) 広瀬弘忠著。2004年1月
・本文の考察では、有害物質吸入による肺障害は三相性の経過をとると書かれています(ただし、曝露量により色々):
急性期は吸入直後数時間で発症する急性細気管支炎および肺水腫であり、胸部X線写真は肺水腫様陰影を呈し、咳や呼吸困難、倦怠感などの症状が突発的に出現する。この急性期は多くの場合まもなく寛解、自覚症状は消失し、胸部X線写真の陰影も消失する寛解期を迎える。この寛解期が2~6週間持続した後、再び呼吸困難や咳、チアノーゼなどの症状が出現するようになる。この時期は病態的には閉塞性細気管支炎が生じており、胸部X線写真は粒状影や過膨張を呈し、肺機能は非可逆性の障害を示す。
→ということは、吸入曝露をうけた患者さんは、症状無くなっても2~6週間後にはフォローが必要ということです。これはCO中毒と似てますね。
・ああ、パフィーじゃないけど、温泉にカニ食べに行きたい。
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