・看護師さんに、「コレで良いですか?」と聞かれたら、「イーデス(良いです)、ハンソン」と応えることがありますが、多くの看護師さんは、「?」です。私を分かってくれる人がいないっ!
・イーデス・ハンソン(Edith Hanson)は私が子どもの頃活躍していた大阪弁流暢な外人タレントです。しかし、私が大人になってからは、アムネスティ・インターナショナルの日本支部長(現在顧問)になられており、ビックリ。
・アムネスティ・インターナショナルは、ノーベル平和賞も受けたことのある人権擁護のNGOです。詳しい説明は、ここのWebsiteを見てくださいね。
・このブログ記事の標題は、アムネスティ・インターナショナル編の『グアンタナモ収容所で何が起きているのか 暴かれるアメリカの「反テロ」戦争』(合同出版、2007年)という本の標題です。以前BMJの記事を書いた関連で、この本の紹介です。
・内容は、標題のとおりです。シンポジウムや映画『グアンタナモ、僕たちが見た真実』の紹介、弁護士さんのレポート等です。127ページの薄い本ですが、読むのにちょっと時間がかかりました。憤ることばかりです。アメリカと同盟を結んでいる日本は、このような(本、読んでください)理不尽なことに加担しているわけですね。(「加担」という言い方が、過激というなら、黙認でしょうか...)
・ちょっとうろ覚えなのですが、先に紹介したBMJの記事(letter)への「反論」を何かで読みました。内容は、ハンガーストライキで栄養状態の悪化している「囚人」に医師が胃管を挿入するのは仕方が無い(人道的?)ではないのかといった内容だったと思います。その記事を読んだ時は、「そうかな?」とも思いましたが、この『グアンタナモ・・・』の本を読んで考えが変わりました。この本の中で、収容されている人たちがどのような扱いをされているか書かれています。胃管を入れるとき「耐え難く痛い」ということです。挿入する時に、キシロカインゼリーもつけず、必要以上に太い管で、わざと拷問のように挿入したのだということが想像されるのです。
・このように想像するのは、私の体験からです:私の所属する法人(医療生活協同組合)は歯科診療所もいくつも持っています。私が、初期研修をうけたのは、水島という在日朝鮮・韓国人の多いところです。歯科の先輩Dr.に聞いた話:歯科診療所ができて、患者さんに頼まれたこと:「お願いだから、麻酔をして歯を抜いてください」と。他の歯科では、「在日」の人を差別して抜歯の時も麻酔をしないことがあったとのことです。「いじめ」か、もう二度と受診をさせないためか...
・また、初期研修のころ、高齢の患者さんがいつも肩を痛がっていました。一定ラポールができてから、どうして痛いか聞いたところ、「強制労働で痛めた」とポロッと言われました。
・話をもどして、この本『グアンタナモ・・・』は、弁護士さんが主に書かれており、法律家の責任について言及されています。アメリカという国で、拷問を制度化するのに貢献した法律家がいるのです。以下短い引用です。
「拷問に携わった医師もそうだったように、グアンタナモの醜態に専門家として関与した法律家の責任は、この上なく重いといわざるをえません。国際法人権法を学んだ法律家は、政権内部にあっても、国際人権法の理念を踏みにじるような拷問の制度化にたずさわってはならないのです。それが最低限の職業意識というものです。」
*今日の英語
レンディション rendition
リーダーズ英和辞典では、翻訳、訳出、解釈、演奏、表現、放棄、(特に脱走囚人の本国への)引渡し
しかし、「国家間秘密移送」の意味があることが、『グアンタナモ・・・』の本に書かれています。意味は、「司法や行政の手続きが何もないまま、ある個人を国から国へ移送する米当局の措置」
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