・時々ですが,ソクラテスが言った「無知の知」と言うのを痛感します.
・先日「関西労働医学研究会」という,とってもマイナーな研究会のことをちょこっと書きましたが,そこで得た知識:慢性疼痛に電気けいれん療法が効くと.
・電気けいれん療法とは,精神科で行われてきた治療で,頭部への通電により脳内に発作性放電を発生させ,精神疾患を治療する方法です.映画やマンガで,間違った知識が普及しているかもしれませんが,『標準精神医学』の記述を引用させていただくと,次のようなものです.「適応を選んで正しく施行すれば,有効かつ安全な治療法であり,しかも治療効果が迅速に発現されるため,薬物療法を補完するものとして現在も用いられている.」Wikipediaにも解説がありますが,ちょっと物足りない解説です.(07年10月12日21時時点)
・最近の知見は,この電気けいれん療法が難治性の慢性疼痛に効果があるということです.なぜ,このブログで慢性疼痛かというと,職業性の頸肩腕障害や腰痛症,振動障害で,とっても難治な痛みを訴える方がおられるからです.職業曝露から何年も離れていても疼痛は続いています.そのせいで,よくて心理的問題,悪くて詐病と後ろ指をさされることがあるのです.
・この治療法がもっと適応が明確になり,比較的近い施設で施行できるようになるなら,そのような職業性慢性難治性疼痛のかたの福音になると思うわけです.
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