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2007.08.18 08:00 |  診療  |  ミチバ  | 推薦数 : 0

建設労働者の職業病

・以前も書きましたが,職業・環境疾患へのアプローチ・勉強の仕方は,以下の三つあると思います.

①臨床の場で,症候・疾患からその原因である職業・環境因子を明らかにする.

②ある物質や因子がどのような健康影響をあたえるか知る.予防に活かす.

③職種,業種,作業がどのような,どのような疾患をおこす可能性があるか知っておく.

・今回は③のアプローチからです.この記事のタイトルと同じ本が出版されています.私の知り合いのDr.達が書いたものです.

『建設労働者の職業病』柴田英治,垰田和史,田村昭彦,西山勝夫,船越光彦著.文理閣.2006年5月25日.

・この本の中の目次からどの様な職業病があるか拾ってみます.

石綿による疾患

塵肺

気管支喘息

上肢障害振動病

メンタルヘルスと自殺

有機溶剤

皮膚障害

騒音性難聴

*項目に上肢障害があるけど,腰痛がないなというのが感想です.また,今の時期,脱水を忘れてはいけないでしょう.

・もうひとつ,教科書からですが,私の手元にある『現代労働衛生ハンドブック 増補改訂第2版』には建設労働という項目があり,そのなかの健康障害の項には,以下のようなものが載っています.これも羅列ですが...

物理的要因

a.異常気圧

 1)高気圧障害 2)低圧

b.有害輻射線

1)紫外線 2)可視線 3)赤外線 4)レーザー光 5)電離放射線 6)マイクロウェーブ

c.騒音,振動

d.感電

e.重力

f.温熱

1)寒冷 2)暑熱

化学的要因

a.ガス

1)酸素欠乏症 2)硫化水素中毒 3)一酸化炭素中毒 4)炭酸ガス中毒 5)有機溶剤等 6)金属ヒューム 7)粉塵

生物学的要因

a.破傷風およびガス壊疽

b.レプトスピラ症

c.ツツガムシ病

*有害因子を考える場合,上記のように物理的,化学的,生物学的要因を考えると分かりやすいというか覚えやすいですね.

 上記挙げた項目は,ちょっとずつ詳しく紹介していいきたいと思います.

 

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