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・『マーフィーの法則』は、玉石混交ですね。面白いのもあれば、何じゃこりゃというのもあります。その中でなるほどと思ったもの。「問題の解決は、それを解決できる人を見つけること」といった趣旨のものです。私の「得意技」で今この本は行方不明。正確な文言はわすれましたが、こういった内容でした。
・話変わって、突然自己紹介。私は岡山大学を1983年に卒業しました。同級生120名中100名は大学の医局にはいり、残り20名が「外」の病院へ行きました。私も20名のうちの一人ですが、私が就職した病院は、今でこそ臨床研修指定病院ですが、当時は、ほとんど何の「資格」もない病院でした。そこで苦労したことのひとつ。どのようにして情報をえるか。もうひとつは、不確実な情報の中でいかに決断をするかでした。
・今のようにEBMが言われだす前です。いろいろ調べて「医学判断学」とか「臨床判断学」(medical decision making)という分野があることを知り、ちょっと勉強しました。現在すぐ手元にある本として『医学判断学入門』(久道茂。南江堂)『臨床判断学』(久繁哲徳。篠原出版)『臨床情報のチェックポイント』(久繁哲徳。医歯薬出版)がありました。パラパラと見直してみると、EBMの大御所Sackettが登場しています。読んだ当時は、Sackettといわれてもどんな人か分からなかったけど。
・医療判断学の本だったか、EBMの本だったか(今手元にあるのが『EBM実践ワークブック』(名郷直樹。南江堂)『EBMが分かる』(Trisha Greenhalgh.今西二郎訳。金芳堂)『EBM臨床医学研究の方法論』(懸俊彦編著。中外医学社)忘れましたが、情報収集の方法が表にされていました。『医学判断学入門』の69ページに表(この記事の最後に載せておきます)がありますが、私の記憶では、これと違ったものです。その(あいまいな記憶の)表の一番上に他の医師に聞くというのがあったと思います。それから、いろんな手段が書かれていて解説があったと思います。私はいたく感心した記憶があります。最初の「他の医師に聞く」というのは、当たり前ですが、そのデメリットをよくしっておればとっても有効な情報収集手段だと思います。(そういうコミュニケーションがとれる日常的な人間関係が必要)
・医師の基礎研修で大事なこと。情報の収集とその吟味の仕方だと思います。
この情報の得方については、何回かにわたって書いてみたいと思います。
・参考
『医学判断学入門』の「医学情報の情報源」の表
1.教科書
2.医学雑誌(a.商業誌、b.専門誌、c.学会誌、d.文献速報集)
3.専門図書
4.研究報告書
5.公的機関の年報、月報、統計資料など
6.製薬会社のパンフレット
7.新聞(医学系、一般)、雑誌(一般)
8.スライド、ビデオ、映画の教材
9.ラジオ、テレビの医学講座
10.職場、研究会、学会、講演会など