・本日グラクソ・スミス・クライン(gsk)より,喘息治療配合剤アドエア(Adoair)が新発売になりました.
・別に,先日gskに講義に行ったとき「取り込まれた」から,この宣伝をしているわけではありません.一つには,実際私が,心待ちとは言わないまでも,早く発売されたらいいなと思っていたことと,ちょっとした裏話のようなモノを書こうと思ったからです.(何年か前のNEJMの論文に,製薬メーカーからいっぱい便宜をうけているDr.程,自分は「公正に」処方をしていると思っているといった調査の紹介があったと記憶しております.自分もそうならないように...)
・アドエアは,現在使用されている吸入ステロイド剤のフルタイドと長時間作用型のβ-刺激剤であるセレベントの合剤です.もともと,日本人の吸入に対するコンプライアンス(最近はアドヒアランス)は宜しくないようですが,2種類のクスリを一緒に吸入するのは,なかなか実行しがたいモノです.それが,1回の吸入ですむなら,患者さんにとって利点が大きいと思います.喘息のコントロールがうまくいってないので吸入を実際きちっとしているかどうか患者さんに聞いてみると,実はしてなかったということが日常良く経験するモノです.ひょっとして,このクスリの発売で,日本の喘息のコントロールがえらく良くなったりして...
・実は,ここより本題(と言っても大したこと無い).アドエアの名前について.海外では,Advairと言う名前で販売されていました.どう発音するか知りませんが,アドヴェアでしょうか?開発途中で,日本の名前をどうするのかMRさんに聞いたところ,もともとはセレタイドと言う名前にしようということでした.セレベント+フルタイド→セレタイド:安直な命名というか,分かりやすいというか.ちょっと評価が分かれるところ.私もこの名前がよいのやら悪いのやらと思っておりました.ところが,いつの間にかアドエアという名前にかわっていました.これは,厚生労働省からの指導だそうです.他のクスリと間違えやすいので,変えなさいということだったそうです.言われてみれば,セレベントだすつもりが,「セレタイド」処方していたりして.私は,ごもっともと思いましたです.サクシンとサクシゾン,トロンビンとトランサミンといった,まったく違ったクスリで間違えそうな名前いっぱいありますもんね.厚生労働省も医療関係者からボロクソに言われていますが(という私の主観),良いこともしているのです.
・本日さっそく2人の患者さんに処方しました.効果はいかに?
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