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・今回の記事は,いつも私が救急について勉強させていただいてる「なんちゃって救急医様のブログ」をみて,また,「野戦病院の研究室」のブログをみて書く気になりました.
・数年前からメディアリテラシーについて興味があり何冊か本を読みました.実は,このブログをはじめた一つの動機に,メディアリテラシーの能力を向上させたいという思いもあってはじめた次第です.
・リテラシー(literacy)とは,広辞苑には,読み書きの能力とあります.メディアリテラシーは,「メディアが形作る「現実」を批判的(クリティカル)に読み取るとともに、メディアを使って表現していく能力」のことです。(岩波新書『メディア・リテラシー』菅谷明子著2000年8月18日)
・自己評価では,情報をある程度吟味する能力はあると思っているのですが,情報を発信する能力が無い→ブログをやってみようとう論理ではじめた次第です.(ただ,情報を吟味する能力はあると自己評価しましたが,統計には弱いっ!)
・話は,マスメディアのことに移ります.何か,最近マスコミの医師バッシングがすごくて,マスコミvs医師といった構図ができているみたいです.こういった対立は全然生産的でなく,疲弊します.そもそも医師は何を目指し,マスコミは何をめざしているのか?一致点(の一つ)は,国民のための医療ではないでしょうか?
・私は,マスコミを敵視しているわけではありませんが,マスコミに対する態度は,かなりというか非常にというか、超批判的でないといけないと思っています.(社会の木鐸としての役割をしてきたマスコミには敬意を表するものですが)
・ちょっとした例をあげます.①ある新聞の論説委員が講演で言っていました.マスコミは公平中立と思っている人がいるが,マスコミには「いろ」があるんだと.ある新聞が,記事としてある出来事を取りあげるかどうかから既ににバイアス,と言って悪ければ,ある価値観に基づいて取捨選択があるわけです.(この価値観というのが新聞の「いろ」)ということは、本来は国民に知らすべき事(と、われわれが思っている事)をとりあげないこともあるわけです。②また,新聞は企業の広告が大きな収入源になっているわけで,そういった企業の批判的な記事も書きにくい.(これもある新聞の論説委員がいっていたこと)
・結局、医師も含め,すべて国民がメディアを批判的に見ることができるようにならないといけないと思います.逆に、批判に耐えられるような情報を発信できるようにならなければいけないと思います。EUや北米では,小,中,高校でメディアリテラシーの教育がなされているようで,日本は遅れているみたいです.現状では、自己学習でこのメディアリテラシーを磨かないといけないことになっていると思います。
・メディアリテラシーと深い関係にあると思う、クリティカルシンキングについて。
・「クリティカルな思考とは、「適切な基準や根拠に基づく、論理的で、隔たりのない思考」ということである。一言でいえば「良質の思考」である。」と『あなたの思考をガイドする40の原則 クリティカルシンキング 入門編』(E.B.ゼックミスタ他著、宮元博章他訳、北大路書房、1996年9月25日)の中で、説明さています。
 ・以下は,カナダ・オンタリオ州で使われていたメディアリテラシーの参考書(『メディア・リテラシー マスメディアを読み解く』カナダ・オンタリオ州教育省編 FCT(市民のテレビの会訳,リベルタ出版,1992年11月7日)に書かれている[クリティカル思考チェックリスト]です.

皆様もこれを参考に,マスコミを見てみてください.(結局この長い文章は,これを言いたかった)

-立証可能な事実と価値観の主張の違いを区別する

-主張または情報源の信頼性を判断する

-述べられていることが正確かどうかを判断する

-確かな主張と不確かな主張を区別する

-歪みをみつける

-述べられている仮定と述べられていない仮定を明らかにする

-論理的矛盾に気づく

-議論がどの程度の力を持つかを判断する

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