80才過ぎの胃癌患者。手術は家族拒否。本人には大きなポリープがあるけど・・・・・「もう手術は いいわぁ」てなことで外来で
2ヵ月後に腹水貯留で再入院。PCでしょうな。腹部膨満感が強いため穿刺したが傷が低栄養で、ふさがらず適度にドレナージ・・・低蛋白も助長してはいるが・・・再入院後は閉眼ちではあるものの声をかけ手を握ると力強く握り返してくる やはり気力がだいじなぁと思っていた
このひとの場合、頭は非常にしっかりしているので生きようという気力がなくなったら多分もうだめか知らん。戦争で満州行って、何とか帰国して軍曹に昇級。死ぬということを意識したことは戦争のとき以来なかったであろう。その死をなんとか自分なりの死観で伝えてやればきっともっと気持ちよく生きる(死ねる)であろうと考えてた
昔、こんな夢を見た。張られたロープにぶら下がっていた。明らかに4、5発撃たれた・・あぁ俺は死ぬんだなぁと思いながら、ロープから手がはなれ落ちていくところで目が覚めた。すっきりとした目覚めだった。その当時は あぁ死ぬのってこんな感じか 死ぬこと自体は恐ろしいことではなく、新たな目覚めに通じるものかと言う印象を得た。今は家族もいて死んでしまってはいろいろ支障があるが
だからこの年寄りに 死ぬのはこわくないよ すっと目覚めるような感覚だから大丈夫と といってみた 家族が席を話したときに
数時間して見に行ったら 目を開けていた 目つきも 胃癌の診断前のものに戻っていた まだ大丈夫だよと 私は言った
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