「血糖値、あいかわらず下がりませんね、それどころか上がってますよ
あまり脅したくはないですけど、今は無症状でも、糖尿病が悪化すると目が見えなくなったり、手足がしびれたり、足が腐って切断する人もいます
心筋梗塞、脳卒中、透析なんかも糖尿のひとが多いんですよ」「はあ」
「指摘されて生活を改めて病気を克服する人が上の患者さんとすると、
そこそこに気をつけてそれなりにコントロールできるのが中の患者さん、
わかっちゃいるけど、といってなかなか変われないのが下の患者さん
ゲゲゲ(下下下)の患者さんというのもいてそれは・・・まあ、これくらいにしましょう
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かつて出張先の病院で後輩の女医さんを指導する立場になったことがあり
もちろん悪い娘ではないのですが、気になったのがその返事
何を話しても、まず最初に返ってくるのが「・・・デモお」なのです
「あそこは、こうしたほうがいいんじゃないかな」「でも、こうなんですよ」ってかんじ
あるとき意見が一致した同僚と、飲み会の席でそのことを指摘しました
「きみさあ、その、なんにでも『でも、でも』っていうのやめてみたら?まず、一回でいいから『はい、そうですね』っていってごらんよ」
その返事はもちろん「・・・でもお」 やれやれ
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「このあいだ、胸がズキンと痛くなったものだから心配で」「心電図は大丈夫ですね」
「そうですか」「でも、食道なんかのこともありますからね、胃カメラもそのうちどうですか」
「いやあ、あれはコワイから結構です」「やったことあるんですか」「いいえ、一度も」
「さっきも90近いおばあちゃんがやっていきましたよ、やらず嫌いの人が多くてね
もしあなたが農家で、一度も食べた事ないのにトマト大っきらいという人がいたら
どう思いますか?『まあ、一度食べてみたらいいでしょう』っていいたくなるでしょう?」
・・・例えにならんか、おいしくもないし、好きな人もいませんけどね、確かに
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仕事柄、血圧はこれまで何万回はかったかしれませんが、密かな楽しみ方があります
デジタルなのでたまにゾロ目が揃うのです
「えーと血圧は・・・166の66、脈も66ですね(ワーオ)」
体重計も同様です「先生、体重は・・・77.77キロでした」「そりゃすごい!(何が?)」
パチンコでゾロ目が出るより、確率は低いと思います
1から9まで、それぞれ意味があるので(僕なりに)、内心喜んだりドキッとしたり
一年中この数字とにらめっこするための、秘策なのです
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