「大変だす、クスリ切れでしまって。昨日来たばって、休みになってだがら」
「そうですよ、といっても、もともと祭日じゃないですか。カレンダーに載ってるし、急に決まったわけじゃないんですからね。少し余裕を持たないとね」
日曜日や連休にはときどき電話があります
「きょう、やってますか?くすりがなくなってしまって」
でもクスリが切れてから来る人は、そのぶん多めに出してもやっぱり切れてから来る、○○の法則ですかネ
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ときどきびっくりするようなシンクロ(共時性)があります
(ふとおもいついて)「そういえば、あのひと最近来ないね」
そういうと電話が鳴って、出たらその患者さん本人だったり
「あの血圧ものすごい高い人、このごろ来てる?」といって念のため自宅に電話したら
「つい先日なくなったそうです、脳出血で」「えっ!」
ふと思い出して「転院したSさん、いまごろどうしてるかなあ?」「先生、今朝の新聞見たんじゃないんですか」「いや」「死亡広告が出てましたよ」「・・・」
そんなこわいシンクロは「スクナメニシティー」ほしい
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カゼで受診されたSさん、高血圧で総合病院に通院中とのこと
「血圧で○○病院に通ってるんですね?」「かよってるといっても2ヶ月に一回薬をもらうだけで」「医者の診察は受けないんですか?」
「4ヶ月に一回かな」「血圧はちゃんと測っていますか?」
「うん、4日に1回は自宅ではかってるよ」
「それを’主治医’には見せていますか?」「いいや」「やっぱりね・・・」
思わず言いたくなりました「そんな病院のどこが良いんでしょうね!?」
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「Aさん、このあいだの健診で肝機能がひっかかってますから
そのうちに、よくなったかどうか再検査しましょうね」
「ええ、そうですけど」「お酒は控えてみましたか?」
「・・・いえ、ぜんぜん。毎日飲んでます」「う~ん。せっかく健診受けたんですから、指摘されたところは改善していかないとね」
「それはわかっているんですけどね」
なかには、毎年悪いのを確認するためにドック受けているような人もいますけどね
(「検査受けた」ということで安心してしまうんでしょうね)
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半年ぶりにカゼぎみでいらしたHさん
「あれっ、そういえば前回はめまいがして吐いて大変で
いろいろ検査して点滴までしてましたね。大丈夫だったんですか?」
「ええ、次の日にはもう良くなりました」「はあ、でも血液検査の結果が大丈夫だったから良いですけど、なにかひっかかっていても、結果を聞きに来ないとわからずじまいで、ヘンな話、手遅れになったりすることもあるし・・」
治らなければまた来ますが(あるいは他に行くか)、元気になってもそれっきり
・・・結果を確認できずに報われないことが多い因果な商売ですネ
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病気の治療のために食事や運動の注意・指導をしますが・・・
「だばって、腰いでえがらあるげねえす(腰が痛くて歩けない)」
「だばって、なに食べでもうめえがらなあ(なに食べてもおいしい)」
「だばって、たんぼど畑でいそがしいがらなあ(田畑の仕事で多忙だ)」
「だばって、わだすは水飲んでも太るんだすよ(水でも太る体質だ)」 ・・等々
「んだすな、へばやってみるす(そうですね、じゃあやってみます)」という御返事はなかなかいただけません
・・そういう素直な人はもともと病気と縁がないのかも
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「血圧手帳見せてくださいな」「あっ、忘れだす。きのうまでは、明日忘れないで持って行こうって憶えてたのに、なんだべェ」
「そうですか、それはしょうがない。忘れ物しないコツはですね
思いついた瞬間に、それを実行に移してしまうことですよ」「はあ」
「あした忘れずに持って行こう。じゃなくて、そう思ったら、すぐに
手帳をカバンに入れてしまうんですよ」「なるほど」
ただ、この方法もおぼえていないと永遠に実行できませんけど
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「まだセキが止まらないんですよ」「そうですか、もうすこしくすりを続けてみますか」「お願いします」
「ちなみに、タバコは吸いますか?」「ええ、でも一日1本か2本ですけど」
「たったそれだけですか?」「ええ」
「それならすぐにやめられるでしょう」というのは非喫煙者の言い分のようです
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うちの事務はいわゆる電子カルテではありません
あくまで引き出しにしまい込んであるカルテを
患者さんが来ると手作業で取り出します
しかしこれがなかなかバカにならない
「え~と、あのほら、血圧でかかってる腰の曲がったおばあちゃん。名前なんだったかなあ?ちょっと太めで(失礼)ペタペタ歩くヒト」
すると「ハイ、たぶんこの人ですね」とすぐにカルテが出てくる
このファジーなところ、パソコンではかないませんね
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かつて国立病院で多忙な外来を「こなして」いたときのこと
下手すると4時5時までかかる「午前の」外来でした
(よく患者さんも待ってくださったものです)
なにかのぐあいでポッカリと空いた日があるもの
すると私は「同じペースで」患者さんを診て
「いや~、今日はすいてたね、早く終わって良かったあ」
「時間があればその分患者さんをゆっくり診る」というのは幻想かも・・
そのときつくづくそう感じたのでした(ボクだけでしょうか?)
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