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ひどい話です。
元歌手の方が、薬物中毒で救急搬送されたと実名報道されています。
(以下にいくつか大手報道機関のページへのリンクを掲示しておきます。できれば、下記のリンクは抹消されてほしいものですが、後日この記事をみた方が何のことやらわからなくなっても困るので、あえてリンクしておきます。リンク切れになっても、あえて修正はいたしません。)
http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY200901190199.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090119/crm0901191242014-n1.htm
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20090119dde041200018000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090119-OYT1T00471.htm
以前に、芸能活動をしていたというだけで、実名(実際には芸名ですが)報道をされなければならないのでしょうか。
現在は、公人ではなく、報道することで公共の利益になるとはとうてい思えないのですが・・・。
そして、いったい誰がこの方の個人情報を漏らしたのでしょう。
個人情報を漏らすことが罪なのならば、個人情報の漏洩であることが明らかなのにもかかわらず、報道したマスメディアの罪もまた明らかだと思うのですが。
(それとも、自分の行っている行為への理解力・判断力が乏しいような方々が報道をしているのでしょうか・・・)
薬物中毒で病院へ搬送されることが、個人の実名報道に値すると考える報道機関があるのなら、それならそれで毎日ODで搬送された方について取材の上、実名報道すればいいと思うのですが。(そのようなことをしても意味がないので、私は反対しますが)
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具体的で生々しい報道をすることで、犯罪が増えてしまっているのではないかということを指摘しました。2008.06.17
では、実際のところ、犯罪報道で、犯罪を増やしてしまわないようにするためには、どのようなことができるでしょうか?
確実に止めるためには、犯罪報道自体をやめてしまうということがあげられます。
これは、医療事故を防ぐために、リスクの高い医療行為を止める、リスクの高い患者を最初から断る・・・というのと同じような考え方です。
しかし、これは極端な反応です。犯罪報道そのものは社会にとって必要なことでもあります。
凶悪な犯罪への対応を考えるのは、なかなか難しいので、まずは、もう少し簡単なところから。
このところ、ある通り魔事件に関する報道をきっかけとして、ネット上に、殺害予告をする書き込みが増えてきている、とのことです。
この件を例にとって、対応方法を考えてみましょう。
対応方法を考えるために、まず、その問題となる行動について、検討をすることからはじめましょう。
このような模倣的な犯罪が多数生じる事に関し、次のような図式を考えてみました。
センセーショナルな犯罪報道 がきっかけとなり
模倣者の、憂さを晴らしたい、目立ちたい、 人から相手にされたい などといった思考・感情を刺激
実際に模倣的な犯罪予告をする
その結果、周囲が大騒ぎ
模倣者が満足感を得る
もし、この仮説が正しいのなら、どう対処したらいいのでしょうか。
対処法としては大きく2つの流れがあります。
1.問題となる行動を弱める要素を強くする
2。問題となる行動を強める要素を弱くする
ということになります。
前者の代表としては、罰則を強める、といった方法があてはまります。
し かし、悪質な行為は犯罪として刑罰を受けるものの、全てではありませんし、実際に処罰を受けるまでは、時間がかかります。また、さらに問題だと思われるの は、結末がほとんど報道されないということです。(契機となった事件と比べて)軽い模倣犯に関しては、それが次々起こっている間は、大きく取り上げられ報 道されますが、時期を過ぎれば、報道されなくなり、処罰を受ける頃には忘れ去られて、全く注目されなかったりします。
模倣者予備軍からみて、満足感は大きそうに見え(つまりは行動を強める要素が強く)、不快な要素は小さそうに見える(行動を弱める要素が弱い)、ということが想定されます。
これでは、問題行動を弱めることは望めないでしょう。
では、どうすればいいのでしょう。
時間差がある、結果が報道されない、ということがかえって動機付けを強めている可能性があるのですから、犯行から逮捕・処罰までの時間差をなくす、結果を確実に報道する、とい対処方法が必要かもしれません。
一方で、後者は、周囲が騒ぐのを止める、といった方法です。
周囲がより大きく騒げば騒ぐほど、模倣者の満足感はより強まるということになりますので、騒ぐのを止めるだけで、強化する要素が弱まり、動機付けが弱くなります。
たとえ、周囲がどれだけ批判的に反応したとしても、いや、むしろ感情的になって激しく非難すれば非難するほど、模倣者の満足感が強まるのです。
しかし、現実にはどうでしょうか。模倣した犯罪予告があれば、それを次々と大きく取り上げ、「専門家」がもっともらしくピントのずれた発言をする・・・
淡々と事実のみ報道すればよいことを、あえて大きく取り上げるのは、なにか別の意図でもあるのでしょうか・・・。
これに対応する方法といえば、究極は完全に無視するということですが・・・
つきつめて考えれば、(元の事件に比べて比較的軽微な罪状であれば)模倣者に関しては、逮捕されたこと・処罰されたこと、だけを報道する(強める要素は除き、弱める要素のみ報道する)といいのかもしれません。
注:
精 神障害(症状)に対して、こういった対応の方法をとる場合は、上記のように組み立てた仮説を患者様と一緒に検証してゆく、 という過程が重要になります。その上で、問題となる行動(精神症状)が減ったかどうかなどの、結果を検討し、必要に応じて新たに仮説を組み立て、さらにそ の検証をして・・・という作業の繰り返しが必要です。
この話題では、社会問題を取り上げていますので、実際に仮説を検証してみたわけではなく、現時点ではあくまでも私が考えた仮説に過ぎません。
本当は社会実験をやってみたい気もしますが。
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自殺は決して稀なことではなくなってきています。
平成19年度も自殺者が3万人を超えたといいます。
報道が自殺に与える影響は、殺人事件と同じことがいえるでしょう。
生々しく、より具体的な、自殺報道をすることで、確実に自殺者は増えます。
そして、自殺に与える影響の方が、殺人よりもより大きく、深刻な問題なのです。
殺人よりは自殺の方が実行への閾値が低いため、誘発される数が多くなってしまうようです。
(「自分の命は自分のもの」という意識があるからでしょうか?他人を傷つけるのはためらいがある方でも、自分を傷つけてしまうのかもしれません。)
自殺にせよ、殺人事件にせよ、そういう事象が生じているということを、多くの人に知らしめることは重要なことでしょう。
しかし、だからといって具体的な内容まで知らせる必要はありません。
皆さんは具体的な自殺方法が知りたいですか?
知りたければ、簡単に調べて、知ることができます。
知りたくなければ、知らずにすみます。でも、毎日毎日、毒ガスを発生させれば死ねるという情報が提供されるのです。
「死にたい」と常日頃考えている方にとって、そういう情報はどうとられるでしょうか。
実際に死ぬかどうかは、その人の勝手・・・確かにそうかもしれませんが・・・ 。
インターネット上に自殺の方法が上がっていて云々との批判は、全くの言いがかりにすぎません。
有毒ガスの作り方など、ちょっとした科学の知識があれば、すぐわかることですから。
むしろ、どういった種類の毒物で死ねるか(自殺者が出たか)という情報の方が自殺のきっかけとしては重要です。
×××で自殺者が出ました・・・というのは、自殺予備軍にとっては、×××で自殺してください、に等しいのです。
インターネット上の情報を制限する前に、メディアの報道を規制した方が自殺防止には役立つでしょう。
各メディアが自制心を持って、自己コントロールができるようになることを、切に希望します。
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最近、凄惨な犯罪が増えてきているような気がします。
殺人などの凶悪犯罪が増えてきているというわけではないのですが、猟奇的な事件は増えているように思います。
(犯罪白書によると、殺人事件の件数はほぼ横ばい。特異な事件の件数については統計がなく実際のところは不明ですが・・・)
今回は、犯罪報道によって、犯罪が減るか、増えるかを考えてみたいと思います。
特に、最近主流の生々しい事件報道の影響はどうなのでしょうか。考察してみました。
犯罪報道の犯罪抑止への影響
:これは、報道内容が具体的であればあるほど高まるというものではないでしょう。
:たとえば殺傷力の強い刃物の自由な販売の制限など。これは、報道内容が具体的であれば、より影響は大きく有利でしょう。
:これらによる犯罪抑止効果は無視できませんが、生々しく具体的な報道をしたから、効果が強まるというわけではないでしょう。
犯罪報道の犯罪発揚への影響
結局、犯罪報道は、社会全体としては、ある程度犯罪抑止への作用はあるものの、これから実際の犯行を行うであろう犯罪予備軍にとって、犯罪報道が具体的であればあるほど、抑止作用が強いということは考えにくいかと思われます。むしろ、より具体的であればあるほど、新たな犯罪を 誘発しかねません。
(犯罪予備軍に対して、より具体的な犯罪報道が、犯罪抑止に向け作用するという考え方は、思いつきませんでした。そのような考え方があるのなら、是非ともご教示ください)
現在のマスメディアの犯罪報道は、犯罪を減らすことが目的で行われているのではないのですが、だからといって、犯罪増加に(意図的ではないにせよ)荷担してよいということにはならないでしょうが・・・。
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最近、犯罪報道を見てよく思うことがあります。
いつ、どこで、バラバラ殺人事件がありました、無差別殺傷事件がありました、と、ここまではいいでしょう。
私も知りたいです。職業柄、多少関わりもありますし。
でも・・・
いったいこんなの誰が見たいのですか?誰が知りたいのですか?
とても不思議に思います。
でもでも、競い合うように各メディアがニュースを報じるということは、それだけニーズがあるということですね。
そういった人たちがたくさんいるということですね。
私の気のせいでなければ、そういったなくてもいいと思える報道が、年々増えてきているように思います。
このことは、つまり、 もっと詳しく犯罪行為について知りたいと思っている国民が、増えてきているということですね。
少なくとも、マスメディアの方々は、国民が犯罪の詳細を知りたい、生々しく知らせて欲しいと思っている、具体的な犯罪の方法を知りたいと望んでいる、そう考えているのでしょうね。
ネットなどの、各個人が情報を選択して得られるメディアは、何でもありだと思います。不快に感じる内容のニュース、ブログや掲示板は見なければいいのですから。
しかし、テレビやラジオなどは、見る側は選択することができません。
情報を受ける側が選択することのできないメディアは、国民の「知らない権利」も守っていただきたいものです。
行動科学的には、最近の犯罪報道はどうなんでしょう。
犯罪抑止の方に作用するのか、犯罪増加に結びつくのか。
このことについては、近いうちにまた。
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