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昨今はチーム医療というのが流行のようで、あちこちでよく耳にします。

チーム医療とは、各科医師や看護師、薬剤師など様々な職種が「連携」 をとって、患者さんの診療にあたることのようです。

ところで、この「連携」っていったい何なのでしょう?

れんけい 【連携】 同じ目的で何事かをしようとするものが、連絡をとり合って協力してそれを行うこと。

辞書的には、こんな感じでしょうか。

“チーム医療”以外にも、公立総合病院と民間病院との「連携」とか、救急医療機関と救急隊との「連携」、医療以外でも、国と地方の「連携」、学校と家庭との「連携」、といった感じで、よく使われているように思います。

でも、「連携」を強調して使っている人の発言を聞いていると、連絡をとりさえすればいいと思っているような感じがするのですが、私の考えすぎでしょうか。

連絡をしたから、「連携」 したので、あとはアンタらに任せたぜ的な・・・。あるいは、仕事の結果がうまくいかなかったのは「連携」ができていないからだとでもいうような・・・。

ちょっと使われ方が違うのではないかな、と思うのですが。

チーム医療での連携というのは、

各々が自分に任せられた仕事を、責任を持ってやり遂げる

そういうことなのではないでしょうか。

責任を持ってやり遂げる、その中に、必要な部署・スタッフに必要な情報を伝えるという仕事も入っているように思うのです。

チーム医療をすすめるにあたって、最も重要なことは、スタッフ各々の役割分担を明確にすることだと思います。

役割がはっきりしていないと、自分が何をすればいいのか、そして誰に伝えればいいのか、わかりません。連携のとりようがないのです。

現場では、役割があいまいなまま“チーム医療”が推し進められ、結果として熱心で責任感の強いスタッフが過負荷となりがちです。あるいは、あいまいな部分を誰もやりたがらず、必要な事柄が抜け落ちていることがあります。

トップに立つ人の最も大事な仕事は、むやみに「連携」とかけ声をあげることではなく、役割分担のグレーゾーンをできるだけなくし、明確化することだと知って欲しい。そうして、個々が与えられた役割に沿って、確実に仕事を成し遂げていけば、意識せずとも、「連携」が成立し、チーム医療ができると思うのですが。

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