< こまったモンスター | メイン | よい精神科医を探す ~受付から診察開始ま... >
2008.07.05 11:09 |  その他(一般)  |  malinger_s  | 推薦数 : 0

こまったモンスター つづき

我ながら、しょうもないタイトルに失笑・・・。

 

しかし。結局のところ、「モンスター」に対する解決策って、どうすればいいのでしょう。

私なりに考えてみたことをまとめます。

 

「モンスター」的な行動をとる人も、子供の頃から「モンスター」だったワケではないでしょう。

長年の間に、「モンスター」行動が強化され、身についてしまったに違いありません。

それでは、「モンスター」行動を強化する要因は何でしょうか。

なぜ、なんのために、「モンスター」行動をとるのでしょう。彼ら・彼女らはずいぶんと身勝手な行動をとるみたいですが、これは、求めるモノが何であれ、自分の要求を通そうとしているからですね。 そこには、

常識的な行動をとっても、自分の要求が通らない。これに対し、身勝手な行動をすると、自分の要求が通る。

そういう状況があり、強化されているのではないかと推察されます。

たとえば、無理な要求をする際に、大声で怒鳴る、 威圧的な態度をとる、そうすれば、通らなかった要求が通る。

そうすると、同じような欲求不満場面で、その人は、どういう行動をとるでしょうか。同じようなやり方(怒鳴る、威圧する)をとる可能性が高いのです。

そうしてまた、自分の要求が通ると、そういった行動パターンが強化される。次に似た場面になると、当然のように同様の行動をとる・・・。この繰り返しで、身勝手な行動は次々と強化されていくと推察されます。

 

もしも、この仮説が正しいとすれば、どう応対すればいいのでしょう。

ひとつは、問題となる行動を強める要因をなくすということであり、もうひとつは、問題となる行動を弱める要因を作るということです。つまり、

身勝手な行動をとっても、自分の要求は通らない。

身勝手な行動をとると、 自分にとって好ましくないことが起こる。

このふたつの状況を作り出せばいいということになります。

たとえば、「モンスター」行動に反応しない、応じない。あるいは、 何らかのペナルティを課す。そういった対応をするとよいのかもしれません。

ただ、こういった方法は、「モンスター」への対応に困っているヒトへの答えにはなるかもしれませんが、その「モンスター」 の抱える問題の解決にはなりません。

たとえば、「子供-親-学校」の間で生じている問題の場合、上記の対応で、「親-学校」の間のトラブルは解決するかもしれませんが、「病気-患者-病院」「商品-消費者-会社」といった別の関係の問題に変わるだけかもしれません。

社会の問題として考えるならば、「モンスター」の抱える問題への解決方法を提示すべきです。

「モンスター」は子供のことについて悩んでいるのかもしれません。あるいは、子供のことよりもパートナーとの関係の方が主題かもしれません。あるいは、寂しくて誰かに相手をして欲しいのかも、相手のオロオロした応対を楽しんでいるのかも・・・。

自らの抱える問題に、適応的に対処することができれば、それがよいモデルとなり、次の欲求不満場面で、「モンスター」的な行動でなく、常識の範囲内の対応ができるようになるのかもしれません。

固定リンク | コメント (0)

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。