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もう8年になります。
ドク虎は別れを告げようとしていました。
場所はフロリダ州、オーランド、American College of Cardiologyという学会の最終日、会場の前でした。
それまでは、ほぼ毎年逢瀬を重ねていました。
遠距離恋愛です。相手は・・・もちろん女性です(汗)。
名は、コロンビアといいます。
なんと、ドク虎は不良中年だったのか・・・と、早とちりしないでください。残念ながら、相手は人間ではありません。
(コロンビアはアメリカの文学的な女性擬人名です。)
留学から帰国し、某研究所を経て、とある基幹病院に移り、そこから地域医療に専念しようと、さらに地域の病院に移動した年でした。
American College of Cardiologyには、特別正会員(Fellow of the American College of Cardiology, FACC)というのがあり、循環器の専門医の中である基準を満たせば会員の相互推薦によりFACCになることができるのですが、アメリカ人と日本人で推薦してくれる人があり、その認証式に日本から参加を許されたのです。
生まれて初めてもごもごとヒポクラテスの宣誓をしました。
ちなみに、ブッシュ大統領夫人のバーバラさんも、名誉FACCです。このあたり、向こうの学会は賢いですね。大統領の奥さんを味方につけるなんて。
脱線しました。
大学や、ナショナルセンターでは、循環器の分野では、世界のトップを走っているAHAやACCなどの米国の学会に演題を出すことがある意味要求されます。プレッシャーでもあり、やりがいでもあったわけです。
しかし、専門分野あたりの症例数の少ない地域の病院では、まずそういうことはできません。
自分で選んだ道なのに、なんだか感無量でした。もう、学会発表で米国の土をふむことはなくなるのです。自分でも意外でしたが、ちょっとウルウルきてしまいました。
コロンビアよ、さようならー。
急にアメリカの土がいとおしくなりました。
手のひらで、学会場前の土をそっとふれて、別れを告げました。
甲子園で負けて去っていく球児達の気持ちが少しは分かったような気がしました。
それから2年後、一本の電話をいただきました。「こちらに来ないか?」若手医師の間では「野戦病院」と呼ばれる、某病院からのお誘いでした。
そこには、心カテや救急など、医療技術習得に燃える若手がいました。
真夜中の緊急の役にはあまり立たない年寄りを拾ってもらったのだから、がんばっている若手の人たちに、少しでもお役にたてることはないか。そう思ってはじめたのが「虎の巻」作戦です。
当初は、臨床にプラスアルファすることにより、若手のモチベーションを高めることが目的でした。
「いそがしいのに、いらんお世話や。」といわれるかもと、遠慮がちにはじめました。
とても結果がついてくるとは思いませんでした。
ところが、あにはからんや、AHA、ACCにどんどん採択されだしたのです。野戦病院から、AHA、ACCに。そして、CirculationやJACCにまで。
しんどいことを要求するのに、「俺たちマゾやなあ」といいながら、皆も元気になってくれます。
うれしい誤算でした。
上司から、若手の監督で行ってきなさいと・・・逆玉の輿ならぬ、逆かばん持ちです。野戦病院のくせに海外出張を許可してくれる幹部も太っ腹。
というわけで、別れて数年で、チームの応援団長として、またコロンビアと再会しました。
今のところ、まだ別れなくてもよさそうです(笑)。
もちろん、「虎の巻」作戦だけではだめです。
頑張る若手チームと、それまで先輩たちによって培われていた、臨床に対する真摯な姿勢があればこそです。
コロンビアちゃんとデートする方法です(笑)。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第46回です。
「デートと論文投稿と、どちらを優先すべきか?」という話ではありません(笑)。
では、なぞなぞです。
デートと、論文投稿との共通点は?
必死の思いで論文を書き、投稿します。
さあ、よい返事がかえってくるかなあ。
“We are sorry to report that it is not acceptable for publication in …”
あちゃー、ふられちゃいました。
“I am pleased to inform you that your manuscript has been accepted for publication in…”
なんて、なかなかもらえません。
しゃーないな、次のジャーナルを目指すか。
意中の人に振られたあなたは、別の彼女(彼氏)を探します。 こんどはいけるかも。
そこで、気をつけましょう。
1. 投稿規程を熟読すること。
2. その雑誌を手元に置いて、完成した論文のスタイルを確認しましょう。
細かいことですが、文中での文献の引用方法、図説のスタイルなど、それぞれ違います。
新しい彼女(彼)を口説くときは、まずは前の彼女(彼)の痕跡を感じさせないようにしないといけません。
共通点、もうおわかりですよね。
参考文献
忙しい若手ドクターのために
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キリスト教の聖書によると、男性が情欲をもって配偶者以外の女性を見ると、それだけで姦淫の罪を犯したことになるとされています。
これでは、世の中の男性は罪びとだらけです。
美人は罪作りだということになってしまいます。
下手にルーブル美術館にもいけません(笑)。
人間はすべからく罪びとである、罪から逃れられる人間なんていない、という解釈もありますが、、それではあまりにも世の中暗い。楽しくない。
それに男性は不利ですよね(笑)。
男女間のエロスがなければ、人類は滅亡してしまうではありませんか。
ながらく、へんだなーと思っていました。
実は、このキリストの言葉とされるものは、当時、権力者が庶民の美しい人妻に横恋慕して、権力を乱用し、女性を自分のものにすることに対して、そんなことをするのは罪だと、権力者をたしなめる脈絡上出てきた、厳しいことばだったのです。
別に純情な男性が美しい女性をみてどきどきしたことを咎めたわけではないのです。
キリストは、男の敵ではなかったのです。
akagama先生、安心して以前のちょっぴりえちーなブログをお続けください(笑)。
まじめなキリスト教徒の方々、気を悪くされたらごめんなさい。
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忙しい若手ドクターのために
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英雄は女色を好む性向がある。女色を好むことの弁護としても用いる。(広辞苑)
エビデンスがあるかどうかは知りませんが、どうも本当のような気がします。
英雄heroって、やっぱり男(雄、オス)なんでしょうね。
ところで、女傑heroineの場合も色を好むのでしょうか。
今は昔、ある女性の先輩ドクターとのお酒の席のことです。
「○○先生(私のこと)、先生はどうやって仕事のストレスを解消しているの?」
「ははーっ、音楽を聴くとか、テニスをするとか・・・。でも、あまり時間なくて、できてません。」
「いいこと教えてあげましょうか。ストレス解消にいちばんいいのは、セックスよ、セックス。」
「ひえー。」と、口には出しませんでしたが、純情なドクトル虎の巻はどぎまぎしてしまいました(笑)。
「なぜだかわかる?自律神経をリセットするのよ。」
と、いつもの学術的な調子に戻られました。
かなりの女傑の独身の先生でした。
あまり色を好まれるようにはみえなかったのですが、やはりその後、出世なさって、教授になられました。
なるほど、英雄が色を好むのは、ストレスが多いからなのでしょうか。
かのクリントン大統領も、ホワイトハウスで自律神経をリセットしていたのかもしれませんね。
クリントンの場合、ちょっと相手が不適切でしたが。
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南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻忙しい若手ドクターのために
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今日はいつもの勉強は講師の都合により休講です(笑)。
「肌を許す」という言い方、最近はとんと聞きませんねえ。
男と女がそういう関係になることをいうのですが、今風に言えば、「セックスする」「エッチする」になるのでしょうか。
こちらはなんだか即物的です。
「肌を許す」の方が、なんとなく情緒があっていいですね。
それには理由があるそうです。
日本語で、皮膚を表す言葉に、「肌」と「皮」があります。
英語では、どちらもskinですね。
立川昭二さんの「からだことば」によれば、「皮」は他者と自分を区別する体の表面のことで、「肌」は体の内側も含んでいるそうです。
だから、「肌を許す」というのは、心も含めて相手を受け入れることだったのですね。
だから、本来、男女が愛し合うのに、「皮を許す」とはいいません。
「肌が合う」という言い方もあります。これも物理的に皮膚が合うのではなく、心が通じるという意味なのですね。
心の伴わない、単なるエッチは、「皮を許す」ということになるのでしょうか。
どうせなら、「肌」を許し合いたいものですね(笑)。
参考文献
立川昭二 からだことば ハヤカワ文庫
お知らせです。
アマゾンで取り扱いが再開されました。
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近頃同世代の勤務医に、熟年離婚が多発しています。
多発というのは科学的ではないかもしれません。
まだ一桁前半ですから、急性心筋梗塞の急性期致命率よりは低いです。
他の職種のコントロール群もありません。
しかし、えらいことにはちがいありません。
あれではしゃーないな、という、いびつな?人たちではなく、頭脳明晰、成績優秀、職場では頼りにされる人たちばかりなのです。
本人に自覚のない人ほど、アブナイそうです。
ヤバイなー、 と、思っていると、面白い本を見つけました。
講談社「妻の顔は通知表」
あまり肩書きには興味のわかないドクトル虎の巻ですが、この本の著者は、羨ましくなるような肩書きをお持ちです。
全国亭主関白協会会長
天野周一さんの本です。
よのなかには、偉い人もいるもんです。
天野さん曰く、
世間からはよく誤解を受けるそうなのですが、
“「関白」とは「威張るもの」と考えるのは大間違い。
そもそもは、天皇を「補佐」する「二番目」の位なのです。
では、家庭において、いちばん偉いのは誰かといえば、それは間違いなく、カミ(神)さんなのです。“
目からウロコでした。
そう考えると、私も含め、世の中のおとーさんたちの失態、悲哀がよく説明できます。
カミさんの実態もよく理解できます。
歴史をふりかえっても、天皇をないがしろにして、すき放題やった関白は失脚していきました。
結婚している、あるいはこれから結婚しようとしている男性に、おすすめの一冊です。
早く手当てしないと、あなたもそろそろアブナイかもしれません(笑)。
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日本人はコミュニケーション下手だとよく言われます。
恥ずかしながら私もその一人です。
日本人同士はバックグラウンドに共通している部分が多く、黙っていても態度でわかってしまうためでしょうか。
ところで、英語には3つの「魔法の言葉」があるそうです。
(1)Please.
(2)Thank you.
(3)I love you.
これらの魔法の言葉を使って、人にやって欲しいことをやってもらうのです。
確かに、彼らは日常よく使っています。
小さい子が、おかあさんにおねだりしているばあいなど、母親から、
Say, "Please!"
とよく言われていたのを思い出します。
あなたは最近奥様に(あるいはだんなに)この魔法をつかっていますか。
病棟の看護師さんにも使っていますか?
この場合(3)は若干問題あるかもしれませんが(笑)。
今日はかなり反省気味のドクトル虎の巻でした。
本日の参考文献です
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