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ドク虎は、4月からとある人体実験を行っています(汗)。
実は、病院の倫理委員会には内緒です。
したがって、他人様でするわけにはいかないので、自ら実験台に・・・
というと、大げさですが、単に、厚生労働省のメタボ健診に合わせて、やせてみようと思い立っただけです。
物騒なタイトルでお騒がせしてスミマセン。
メタボハンドブックとか言うのをいただきましたが、へそまがりなドク虎は、従来の食事指導の原則にこだわらずに、自分なりの理論に基づいてやってみようと。
予めお断りしますが、ドク虎は循環器専門医およびFACCはもっていますが、高血圧や糖尿病、脂質異常症など、いわゆるメタボが専門ではありません。
きちんとした性格の人が多い日本人は、えてして100点満点を目指しがちです。 ところが、いくら100点満点のすばらしい方法でも、実行できなければ、0点です。途中でやめてしまっても、0点です。
今の、ドク虎、おそらく大多数を占めるであろう仕事に忙しい日本のおとーさんたちの生活パターンでも実行可能なダイエット法を考えました。
独自の理論に基づきメタボを解消し得た一症例
背景:動脈硬化の危険因子を3つ以上有する人は、心筋梗塞に罹患するリスクが約30倍になる。ドク虎はメタボである。医者の不養生である。仕事に追われて、今までフィットネス・ジムに通おうと決心しては何度も挫折していた(汗)。
方法:まだ秘密です(ここが論文と違うところですね(笑))。
結果:2008年4月の体重、体脂肪率、腹囲、空腹時血糖、血圧りっぱなメタボリック症候群です。2008年7月の体重、体脂肪率、腹囲、空腹時血糖、血圧メタボリック症候群から離脱しました。その後も体重、体脂肪率減少中であり、6ヶ月経過後もリバウンドを認めず。
まとめ:本法は、トク虎において、メタボ解消に極めて有用であった。
一例報告にすぎませんが、また機会があれば、そのうちタネを明かしていきたいと思います。
一般向けの本でもだそうかなあ(笑)。
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すばらしい理論も、実践してみなければ、本当に正しいかどうかはわかりません。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第65回です。
阪神、巨人に負けてしまいましたが、久しぶりの解説シリーズ復活です(汗)。
なぜ、論文解説シリーズにラーメンやねん?ごもっともです。しばらくお付き合いのほどを。
ドク虎は、無類のラーメン好きでした。いまは、カロリーの加減でちょっと控えています。ナンといっても、「やすい」「はやい」「うまい」「深夜でもあいている」「比較的はらもちがよい」ラーメンは救急医や循環器科医の強い味方です。
しかし、不思議なことがあります。人気のラーメン屋ほど、たいていは、しばらくたつと味が落ち、つぶれていくのです。
以下はドク虎の想像です。
店主が張り切って手間ひまかけたこだわりのラーメンをつくる。
うまいというクチコミが広がり、徐々に客が増える。
店主一人では、手が回らなくなる。
バイトをやとい、仕方なくそれまでこだわっていたプロセスを省略する。
「まあ、これぐらいならいいだろう。」と。
意外にも客は減らない。
皆喜んで食べてくれる。
「おー、ラッキー。今までのこだわりはナンだったんだろう。」
そのうち店主が現場を離れ、お金の計算に忙しくなり、バイト君にまかせっきりになる。
バイト君は、いかんせん、店主のような経験がない。店主は欲を出し、どんどん客をこなすことを要求する。
どんどん経験の浅いバイト君をやとう。そのうちチェーン店をだす。
「なんだかなー、評判の割りにたいしたことないじゃん。」という評判になる。
客足が遠のく。
たくさん人を雇って人件費がかさむのに、収益は上がらない。
倒産する。
臨床医にとって、学会発表や論文を書くことはチャレンジであり、やりがいのあることではありますが、やはり現場の仕事、日々の臨床が基本です。
大学の先生方の実験や調査が、臨床医の臨床にあたります。
実験や調査をせずに、論文を書いたら、捏造ですよね。
臨床医が、いろいろ忙しいからといって、臨床をせずに臨床論文を書いたら、これも広義の意味では捏造です。
このブログの読者の先生方にはおられないと思いますが、現場の臨床をおろそかにして、はでな学会発表や英語論文を書くことばかりに目を奪われるのは、基礎医学の教室は別として、目先の収益に目を奪われた上記のラーメン店主と同じです。
数年はもちますが、長期にみると、その病院、その臨床教室は衰退していきます。
いくら一流紙に論文が掲載されたとしても、フェラーリは買ったが、走るガソリンがなくなってしまえば、あとが続きません。
参考
うまくいっているときほど、慢心してはなりません。
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前回、「働かざるもの食うべからず」というのが、実は聖書の言葉だったというエントリーを書きましたが、今回は、「動(うご)かざるもの、食うべからず」という、お話です。
今はやりの、メタボについての講演を聴いて、講師の先生が懇親会でうまいことおっしゃっていました。
「動物たちは、餌を手に入れるためには、一生懸命走らざるを得ないんですよね。人間だけが、じっとしていても食べられるんです。」
なるほど、動物園以外の動物たちは、そうですね。
進化の過程では、運動と摂食とは、常にカップルしていたのです。だから、貴重なエネルギーを無駄にしないため、エネルギーを体内の至る所に脂肪として蓄える、いろんなしくみが備わっているのですね。一方、摂食過剰に対しては、全く無防備なのです。
「うごかない人は、それなりに、摂取カロリーも減らしましょう。」
「食べたかったら、うごきましょう。」
これ、当たり前のことですね。
でも、無理な摂食制限は危険です。体タンパクの崩壊が起こってしまいます。
運動しても、消費カロリーはしれています。30分自転車をこいでも、消費カロリーは缶ビール一本分よりも低いです。
専門家のアドバイスを受けましょう。
警告:それにしても、ネット上には、かなりの怪しげなダイエット情報が、グーグルの上位にヒットします。ネットリテラシー(情報の出所の確認)は重要です。
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何事も元になるデータの確認が大切です。固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
Fast food
「はやい」「やすい」「うまい」
でも、体に悪い?
最近では、ファーストフードはちょっと旗色が悪いですね。
メタボの元凶にされています。
実際は、手軽に食べ過ぎる人がわるいのですけれど。
いわゆる、手間隙かけたスローフードへの回帰がおこっているようですね。
日本の医療は、fast foodでやってきました。
というと、
「うそつけ!どこがfastや!何時間も外来で待たせやがって!この嘘つき野郎!」という、非難の声が聞こえてきそうです。
お怒りはごもっともです。
しかし、ちょっとまってください。
専門外来に紹介状を持たずに受診して、その日のうちに専門医に見てもらえるのは、おそらく先進国では日本だけです。
米国でぎっくり腰で動けなくなったときには、予約3ヶ月待ちといわれ、泣きました。
ボスの教授の電話一本で、予約は翌日に変更になりました。
なんちゅうコネ社会や・・・
もしコネがなかったら、3ヶ月寝たきりのところでした。
日本では誰でも待てばその日に診てもらえる。
いい国やなー、と思いました。
だから、諸外国から見たら何時間待ってもやはりfastなのです。
「やすい」
これも、諸外国にくらべれば、安いです。
安くないやんか!というのは、患者さんの自己負担分の割合が高いだけです。
医療機関の収入は低いのです。専門医が診ても、たとえば日本循環器学会の理事長大先生がみても、病院のいただく外来再診療の自己負担分はドク虎と同じ、156円です。
心エコー図検査も、米国では格安医療といわれるメディケイドの五分の一程度の料金です。
さらに4月からは下がりました。これで、専門医や資格のある技師を雇わねばなりません。
設備投資もしなければなりません。
赤字になるわけです。
「うまい」
これは、関係者としてはコメントしづらいです。しかし、ドク虎の循環器部門に関しては、カテーテル治療(PCI)関係で米国に留学している先生方は、口をそろえて「アメリカ人の有名どころよりも俺のほうがうまい。」といいます。
ほんまやろか。こればかりは本当かどうかは定かではありませんが、贔屓目に見ても、アメリカ人のPCIはそんなにうまくはなさそうです。
しかし、この「はやい」「うまい」「やすい」にももはや限界がこようとしています。
わしは牛丼はいやや。ちゃんとしたシェフのつくるステーキををくわさんかい。
なんで夜中にシェフはおらんのや。
でも値段は安くせんかい・・・(こわー)
ファーストフード店の、店長、店員とも、苦しんでいます。
そろそろ、ファーストフード店は倒産し、スローフードならぬ、スローメディシンの時代がやってくるのかもしれません。
国民の皆さん、のほほんとしていてええのやろか。
ある程度は仕方ないとはいえ、なんだか弱肉強食の国になりそうな・・・
熱い心は必要ですが、時には、冷静になることも大切です。
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高級割烹やフレンチにはあまり行く機会がなく、お昼は300円也のそばのことが多いので、「おまえ、ほんとにわかっとんのか?」といわれると、書くのは若干はばかられるのですが(汗)、おいしい和食を食することのできる瞬間は、「ああ日本人に生まれてよかったー」としみじみ実感する瞬間ではあります(笑)。この年になると、なんといっても和食がいちばん好きです。
ドク虎は、基本的に嫌いなものがないので、板さんがどんな工夫をしてどんなものを出してくれるのか、大変楽しみです。メタボ道まっしぐらです(汗)。
一応割烹にもメニューはあるようですが、板さんが、よい素材を手に入れ、組み合わせを考えてつくってくれます。基本は、おまかせです。日持ちしない極上の食材を無駄にしないためには、こちらのほうがよいかもしれませんね。
でも、好き嫌いのある人、たいへんですねえ。もっとも、常連さんになると、板さんのほうがそれらすべてを把握し、勘案してくれるのでしょうか。そこまでのお客になるのは大変ですね。しがない勤務医では一生かかっても無理でしょう。
一方、フレンチは、立派なメニューを見ながら、食前酒などをたしなみつつ、あーでもない、こーでもないと、時間をかけて自分で選びます。一応本日のおすすめはあり、お店の人も情報提供はしてくれますが、基本は自己判断です。私も含めて日本人はつい、「私も。」といって、前に倣えしてしまいます。
もったいないですね。
こちらは好き嫌いの多いわがままな人でも大丈夫です。ただし、余計な心配かもしれませんが、日持ちのしない食材があまってしまえば、せっかくの素材が無駄になってしまいますねえ。
和食の板さんの立場になれば、皆が同じものを食べてくれたほうが準備の効率はいいですね。一方フレンチでは、おそらく多様性も大切なサービスの一つなのでしょう。○○の△△が食べたい、と思っていけば、いつでも食べられるというのもサービスの一つかもしれません。価値観の相違です。
翻って、医療を考えてみると、日本の病院はどちらかといえば、おまかせ定食です。多くの患者さんは、自分自身の体のことなのに、「先生におまかせします。」今まではドクター側もどちらかといえば個々の希望はあまり聞かず、専門家として良かれと思うことをやって、それで医療コストを下げて、少ない医療費で効率よくやってきたという面があるのではないでしょうか。
おまかせ定食が大好きで、自分の好みさえ人にマル投げすることが大好きな日本人の性格が、医療制度にも現れているような気がします。
いくら横並びが好きだといっても、病気やその人の置かれた状況は一人ひとりちがうので他人のことはなかなか参考にならないのですけれど。
日本は国全体がまだまだパターナリズムなのですね。
小学校に上がる前から、何をするにもまずやりたいかどうかを聞かれ、自分であそびを選ばないといけない国の人たちとはえらい違いです。
アマゾンで欠品してご迷惑をおかけしているようです。他のサイトからどうぞ。
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