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強い人には、何をいっても、しても大丈夫。気にも留めないだろう。
これは、誤解です。強くても、感受性の豊かな、傷つきやすい人はいます。弱そうに見えてぶつぶつ文句をいっていても、感受性が鈍くて、意外と平気な人もいます。力のあるなしと、感受性とは、別問題です。
先日、佐渡裕さん指揮、佐渡さんの師匠のバーンスタインが作曲した「カデッシュ」を聴きました。
バーンスタインは、多くの音楽家がそうであるように、ユダヤ系です。「カディッシュ」とは、ユダヤ教の死者のための祈りの曲です。いわばキリスト教のレクイエム、仏教の御詠歌のようなものです。もっとも、死者を弔うというよりも、歌詞をみると、神と人間の対話のような内容です。
目からウロコでした。
曲の中ごろで、ソプラノがやさしく歌います。
「神よ、あなたも傷つきやすく、人間のせいで悲しんでおられるのですね。」
「どうぞ私の腕の中で、お休みください。」
うーん、すごい発想です。
私たちは、「困ったときの神頼み」で、神様にものをたのむことはあっても、神様になにかしてあげようという発想はわきません。
ところが、まだなにもできない幼子は、どろでお団子をつくって、お母さんにあげようとしたりします。大好きなお母さんに何かしてあげたいのですね。
幼子とおかあさんでは、お母さんのほうが強いのですが。
お医者さんと患者さんも、お医者さんのほうが強い立場のようですが、傷つきやすさは、一概には言えないのかもしれません。
日ごろ考えても見ないことを考えさせられたコンサートでした。佐渡さん、オケや合唱の皆さん、ありがとうございました。
そして、コンサートに行っている間にも、病院で働いてくれているひとたちに、ひたすら感謝です。
コンサートに行くと、今でも罪悪感を覚えるドク虎でした(笑)。
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既成概念にとらわれない、逆転の発想、大切ですね。固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
コメント
コメント一覧
>「神よ、あなたも傷つきやすく、人間のせいで悲しんでおられるのですね。」
「どうぞ私の腕の中で、お休みください。」
目から鱗の歌詞です。
おいでいただきありがとうございます。
同じように感じてくださる方がおられて、うれしいです。
バーンスタイン、イスラエルフィルのCDがあります。佐渡さんがフランスのオケを振ったものもあります。でも、やっぱり生はいいですねえ。私も長らくなまのコンサートなんて行ける身分ではありませんでした。最近やっとこっそり?いかせていただけるようになりました(笑)。幸せです。
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