ドクトル虎の巻
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強くて傷つきやすいもの

ドクトル虎の巻 / 2008.09.22 18:02 / 推薦数 : 1

 強い人には、何をいっても、しても大丈夫。気にも留めないだろう。

 これは、誤解です。強くても、感受性の豊かな、傷つきやすい人はいます。弱そうに見えてぶつぶつ文句をいっていても、感受性が鈍くて、意外と平気な人もいます。力のあるなしと、感受性とは、別問題です。

 先日、佐渡裕さん指揮、佐渡さんの師匠のバーンスタインが作曲した「カデッシュ」を聴きました。

 バーンスタインは、多くの音楽家がそうであるように、ユダヤ系です。「カディッシュ」とは、ユダヤ教の死者のための祈りの曲です。いわばキリスト教のレクイエム、仏教の御詠歌のようなものです。もっとも、死者を弔うというよりも、歌詞をみると、神と人間の対話のような内容です。

 目からウロコでした。

 曲の中ごろで、ソプラノがやさしく歌います。

 「神よ、あなたも傷つきやすく、人間のせいで悲しんでおられるのですね。」

 「どうぞ私の腕の中で、お休みください。」

  うーん、すごい発想です。

  私たちは、「困ったときの神頼み」で、神様にものをたのむことはあっても、神様になにかしてあげようという発想はわきません。

  ところが、まだなにもできない幼子は、どろでお団子をつくって、お母さんにあげようとしたりします。大好きなお母さんに何かしてあげたいのですね。

 幼子とおかあさんでは、お母さんのほうが強いのですが。

 お医者さんと患者さんも、お医者さんのほうが強い立場のようですが、傷つきやすさは、一概には言えないのかもしれません。

 日ごろ考えても見ないことを考えさせられたコンサートでした。佐渡さん、オケや合唱の皆さん、ありがとうございました。

 そして、コンサートに行っている間にも、病院で働いてくれているひとたちに、ひたすら感謝です。

 コンサートに行くと、今でも罪悪感を覚えるドク虎でした() 

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南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻

 既成概念にとらわれない、逆転の発想、大切ですね。

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コメント一覧

こんにちは。ぜひ、この曲をきいてみたいです。

>「神よ、あなたも傷つきやすく、人間のせいで悲しんでおられるのですね。」

 「どうぞ私の腕の中で、お休みください。」
目から鱗の歌詞です。
written by green leaves / 2008.09.23 15:36
green leaves先生

おいでいただきありがとうございます。
同じように感じてくださる方がおられて、うれしいです。
バーンスタイン、イスラエルフィルのCDがあります。佐渡さんがフランスのオケを振ったものもあります。でも、やっぱり生はいいですねえ。私も長らくなまのコンサートなんて行ける身分ではありませんでした。最近やっとこっそり?いかせていただけるようになりました(笑)。幸せです。
written by ドクトル虎の巻 / 2008.09.23 19:18

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