ドクトル虎の巻
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洞爺湖サミットの裏方さん

ドクトル虎の巻 / 2008.07.09 18:24 / 推薦数 : 2

 ようやく終わりましたね。お疲れ様でした。

 それにしても、なぜ「洞爺湖」だったのでしょう。

 循環器専門医の立場からひとこと。

 実は密かに心配しておりました。

 医療チーム、何もなかったからよかったものの、何かあれば大変だったと思います。

 もし医療チームに強い発言権があれば、洞爺湖ではサミットは開催しなかったのではと想像します。

 各国首脳、それなりにお年寄りです(失礼)

 彼らの冠動脈や、頚動脈には、プラーク(粥腫)がたっぷりです。いつ破れてもおかしくありません。

 しかも、長時間飛行機に乗り、会議で議論し、やや脱水気味のところ、豪華な食事をたらふく食べ、アルコールも飲み、気をつかい、A型気質で・・・リスクの塊です。

 全員バイアスピリンを飲ませてたのでしょうか。 よくもまあ皆さんご無事で。

 もしも急性心筋梗塞を発症したら、発症直後の致命率が最も高いため、一刻も早くPCIが必要なのです。バスの中に設置されたごときICUでは対応できません。

 札幌市内まで車で搬送するとなると、75分、ヘリで搬送しようにも、もし山で霧が発生したり、天候不順ならばかえって危険です。

 日本の閣僚や外務官僚のお偉い人たち、ちゃんとその辺の医学的リスクまで考えたのでしょうか。

 「万一のときは、なんとかしろよ。」といわれた、医療チームのひとたちは、内心ひやひやものだったのではないでしょうか。

 景色の美しさや、見た目の豪華さ、快適さよりも優先すべきことがあったのではないでしょうか。

それでなくても、税金がたっぷりと使われているのです。

 

 その昔、クリントン米大統領が、夏休みをイエローストーンでとりたいと希望したとき、閣僚に却下されたことを思い出します。

 理由は、エアフォースワン(大統領専用機:空飛ぶホワイトハウス)が、ジャクソンビルの空港に着陸できないこと、そしてイエローストーンからジャクソンビルまで陸上の移動に時間がかかりすぎるという理由だったそうです。

 やはり、アメリカの方が、危機管理という点では数段上をいくような気がします。

 裏方の医療チームの皆様、どなたかは存じ上げませんが、お疲れ様でした。

  

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南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻

 知らぬが仏、結果オーライではお寒いです。

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