ドクトル虎の巻
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僕は逃げない

ドクトル虎の巻 / 2008.07.07 17:47 / 推薦数 : 9

 放送作家の方には悪いのですが、医療ドラマって、嫌いです。

 いろんな人の人生や生き様が係わってくるので、作家のテーマとしては面白いのでしょうが。

 きっと、警察官は、テレビの刑事ものは嫌い、弁護士は、弁護士ドラマは嫌いなのだろうと想像します。

 「んなわけ、ないやろ。」と思ってしまうのです。

 だいたい、ドラマのジョイさんは美人すぎ(すみません、うちの病院のジョイさんも皆美人でした)、髪の毛長すぎです()。おい、せめて勤務中は髪の毛ぐらいくくれよ。これでは感染対策委員に怒られます。

 ところが、家人は結構好きなんですよね。これが。

 どこが面白いねん。

 めったに見ないのですが、メシを食いながら、ついちらっと横目で見てしまいました。

 「僕は決して患者さんから逃げない!」

 若いドクターの、かっこいい?せりふです。

 おっと、また突っ込みたくなってしまいました。ドク虎の悪いくせです()

 おまえら、医師が逃げとるといいたいんかい。

 すべての医療分野で、最先端の診断、治療ができるドクターなど、ドラマの中には存在しても、この世には存在しません。

 医師は魔法使いではありません。

 ある程度の応急処置は必要ですが、できるだけ速やかに主病態はなにかを判断し、しかるべき専門家に引き渡すか、コンサルテーションすることが患者さんのためになるのです。

 「おれはできる。」と過信して突っ走ることがどれほど危険か。

 サッカーでも、いくら自分がエースだといっても、ボールを持ちすぎてはいけません。そんなことをすれば、よってたかって敵にかこまれ、マークされてしまいます。

 バックパスもつかい、味方にパスを送りながら、チャンスをうかがうのです。一瞬のうちに周りを観察して、自分よりよいポジションにいるひとがいればすばやくボールをパスしなければなりません。最終的には誰がシュートしても良いのです。自分がシュートすることばかりを考えてはいけません。

 自分がシュートできる絶好のポジションなのに、バックパスばかり出してもだめですけどね。プロならそんな奴はまずおらんでしょう。

 チームプレーが大切です。

 味方が全員レッドカードを食らって退場し、バックスやミッドフィールダーが誰もいなくなってしまったら、自分でボールをキープしてシュートするしかありませんが、そんな状況では勝てるわけがありません。

 日本の医療がそうならないことを祈るばかりです。

 

  

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南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻

 みかけの勇ましい言葉に騙されてはなりません。

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お久しぶりです。

かっこいい&美人の俳優さんじゃなければ、誰も見ないだろう、っていうのがテレビの辛いところですね。でも、もっとリアルに近い、現場の医師も唸るような医療ドラマがあってもいいのにね。
written by azuki / 2008.07.07 17:58
ワシは逃げる

ご存知、医療現場をあの「5分ルール」で混乱の渦に叩き込んでくれた、厚労省保険局医療課長様のお言葉です。
written by ヤバクリ / 2008.07.08 16:38
azuki様

うーん、たしかに、美男美女でないと、視聴率は下がってしまうでしょうね。万一、ドク虎のような中年メタボな俳優さんが、ボソボソせりふをしゃべっていたら、チャンネルを変えられてしまうでしょうねえ。


ヤバクリ先生

行政が現場を知らないということは恐ろしいことです。
せめて、もうちょっと考えてよ、ということが多いですね。
机上の空論が多すぎます。
しかも、たぶんお役人は数年で配置転換なんですよね。
written by ドクトル虎の巻 / 2008.07.08 18:42

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