ドクトル虎の巻
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神は細部に宿る

ドクトル虎の巻 / 2008.06.30 18:29 / 推薦数 : 4

  英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第61回です。

 解説シリーズ、ずいぶん久しぶりです() たまには英語の勉強もしなくっちゃ()

 たまたまテレビをつけたら、英語の教育番組をやっていました。最近の英語番組、なかなかいいですね。

 角を立てずに断る言い方というのをやっていました。これって、役立ちそう。

 ロックコンサートに誘われたという状況設定です。

 ロックにあまり興味がないので、やんわり断る。

 feel likeホニャララingを使いなさいということでした。

 正解は、

 I don’t feel like going to a rock concert.

といっていました。

生徒さんが、

 I don't feel like going to the rock concert.

といっていたのを、講師が、Very close!といって、直したものです。

 それを見ていた家人が、なんでtheやったらあかんの!といっていました。

もっともです。文法書を見ると、その種類全体を現すtheをつけてもよさそうなものですが、このばあいは、やはり普通はaを使うでしょうね。

そこまで解説はありませんでしたが、ドク虎、これは冠詞の説明に使えるぞと、にんまり。

 なぜかというと、theにすると、また、別のミュージシャンのロックコンサートのチケットを持ってこられそうな気がします。

 「あんたがさそってくれたミュージシャンのコンサートなんかつまんなくて行く気がしないわ!もっとノリノリのチョー有名なミュージシャンのチケットをもってきてよ!」という傲慢不遜な意味にとられる恐れがあるのです。

 aだと、「任意のロックコンサート」に行く気がしない、という意味になるので、もうロックコンサートのチケットを持ってこられる心配はありません。

 したがって、ここで、文法上の「正しさ」を争うのは無意味です。

 athe、どちらでも良いのではなく、状況によるのです。 ことばは、ツールです。おかれた状況で、何を伝えたいのかということを考えなければなりません。

 「神は細部に宿る」のです()

 とはいえ、細部を気にするあまり、寡黙になってしまってはいけません。

 へたくそなボールでも、まず投げることが必要です。相手の胸元ドンピシャに投げなくても、暴投でも、まずボールを投げなければ、キャッチボールは始まりません。相手がうまければ、飛びついてでも取ってくれます。ドク虎もいつもやっています()

 もっとも、相手の胸元をねらう努力も必要です。毎回暴投では、相手も疲れてしまい、遊んでくれなくなります。これも相手に対する思いやりのうちです。

   

参考


南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻

P117

 

理屈のみでは不十分です。脳内イメージの活用が大切です。

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