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大阪音大の教授で、コンサート・ピアニストで、かつ文筆家でもある青柳いづみこさん。
朝日新聞の書評も担当されていた、異色のピアニストです。
中央公論新社刊「ピアニストは指先で考える」という本の中で、アーティストの進路について述べられていました。
「就職することだけを考えたら、たぶん留学しないほうが有利なのである。(中略)それでも、私は留学をすすめる。だって、やっぱり全然違うことですよ。留学のいちばんの効用は、それまでのルーティンワークを一度リセットする機会を与えられることだと思う。」
「ここで頭にとめておいてほしいのは、それぞれ選び取った進路でも、そのとき最善だと思った道が必ずしもそうではないことがあるということだ。裏を返せば、そのときは最善ではなかった道が、本当に自分に適していたというケースもある。」
お医者さんの世界でも、一、二年留学したからといって、英語がペラペラになったり、英語論文がすらすら書けたり、そんな魔法のようなことはおこりません(汗)。
ドク虎のように、留学中にボスがどこかにとんでっちゃって、帰るところがなくなるということも・・・それでも、それまでの職場を失ったとしても、環境が変って得られる貴重なものがあると思います。
それまでの職場がリセットされますが、それもまた経験という意味ではよいかも知れません。
井戸の外の世界を知ることになります。
これが、事務屋さんと違って、退職金や失業保険はもらえませんが、お医者さんの強みかもしれません。「包丁一本、さらしにまいて・・・」の世界です(笑)。
言葉はうまくならなくても、外国人としての異文化体験は、貴重です。人生に幅ができます。
そういうお前、幅ないやんか、と突っ込まないで・・・横幅はないけれど腹はでています(笑)。
備え在れば憂いなし。何事も早めの準備、大切です。
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