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すべてのものは過ぎ去り
そして消えていく。
その過ぎ去り消え去っていくものの
奥に在る
永遠なるもののことを
静かに考えよう。
武宮隼人
記憶にあるまま書いてみたので、細かい文言は若干違っているかもしれません。母校の高校にある、でかい花崗岩に刻まれた、初代校長の手になる句です。
皇居遥拝をしないものは、非国民というレッテルを貼られた時代、校風が敵性である、自由主義にかぶれているとして、閉校されそうになったそうです。
それを、視察に訪れた将校と酒を酌み交わし、体を張って阻止した人だと聞いています。
ある意味、KYだったのです。
生前お会いする機会はなかったのですが、石碑の言葉は、なぜか何十年も経った今でも記憶に残っています。 在学当時は石碑のことなんて、なにも気にとめていなかったのに。
おそらく、作者は宗教的な意図で書かれたのだと思いますが、科学者の姿勢にも一脈通じるものがあります。
この世の中にはいろんな現象起こります。
多くの現象はトランジェントです。過ぎ去り、そして消えていきます。
それらを詳細に観察することによって、その奥に在る、できるだけシンプルな普遍的原理を抽出することが科学者の仕事です。
翻って、日常生活でも、はたまた仕事でも、「困難にぶつかったときには、物事のうわべだけをみるのではなく、もう一つ根本に立ち返りなさい。」そういわれているように思います。
ちょっと抹香臭くなっちまいました(笑)。
発表や論文だけではなく、何事にも、感情のエネルギーと、論理によるコントロールと、そして倫理性とが必要です。エトス、パトス、ロゴスです。ギリシャ人はいいこといいましたねえ。
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