ドクトル虎の巻
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病床稼働率のウソ

ドクトル虎の巻 / 2008.04.24 19:57 / 推薦数 : 6

 病床稼働率が70%をきる公立病院は淘汰するという話が総務省から出ているようです。

 しかし、この病床稼働率という指標には、大きな問題があります。

 ホテルと同じく、午前0時の在院状態でカウントされるようです。ホテルは宿泊施設ですから、午前チェックアウト、午後チェックインで、この指標で何の問題もありません。

 ところが、病院は、緊急をのぞき、昼間に検査や手術が行われます。

 伝統的な、午前入院、午後退院OKの病院だとしましょう。

 もしも、二泊三日の心臓カテーテル入院ばかりだと仮定してみてください。

 連日満床だとしても、計算上は稼働率は66%になります。さらに、土日に検査のない病院は、その五分の七で、47%という数字になります。

 100%稼動していても、数字上は半分以下です。

 いわゆる、サンプリングエラーというやつです。

 もちろん、すべてが二泊三日入院というのはありえませんが、このように考えると、在院日数が短くなればなるほど実質の稼動状態と、数字の稼働率が乖離します。

 小学生でもわかる算数です。

 だから、ドク虎は70%という数字をみたら、看護師さんもお医者さんも頑張っているんやなーと思ってしまうのですが・・・

 これに気付いた民間病院は、ベッドメーキングの人をやとい、ホテル並みに午前退院、午後入院を励行し、数字上の稼動率を上げています。

 しかし、フレキシブルに人員を配置できない公立病院では、マンパワーの問題で難しいようです。

 それに、物理的に満床にしてしまえば、緊急入院はとれませんよね。 病院の皆様、もし稼働率で責められたら、この理屈をご利用ください(汗)。

 

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