ドクトル虎の巻
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微分を好む遺伝子

ドクトル虎の巻 / 2008.03.26 18:06 / 推薦数 : 1

 高校生のころ、微積分、こんなんいったい何の役に立つんやろー。と、思っていました。

 特に、積分はまだしも、循環器領域では心拍出量や、仕事量の算出、はたまた日常生活では稼いだお金がいくらになったか等、結構役立つものを求める時に使われますね(なんのこっちゃ)。

 情報量からいっても、積分値のほうが微分値よりも多くの情報を含み、安定しています。

 そしたら、微分って、大事じゃないの?たがが、ものの変化の程度じゃないの?

 ところがどっこい、人間って、微分が大好きなんですね。

 たとえば、加速度。速度の時間微分です。

 いくら速度の大きな、速い乗り物に乗っても、加速度ゼロで等速直線運動をしていたのでは、面白くもなんともありません。スピードにはすぐに慣れてしまいます。

 250kmの新幹線の中でも、一定の速度に達してしまえばべつにエキサイティングじゃありません。

 高速道路を100km/hでまっすぐに飛ばしていても、そんなに面白くはありません。下手すると眠くなってきます。

 大型旅客機にのって水平飛行をしていてもそうですね。

 ところが、速度の微分である加速度があると、人間は喜びます。

 カーブに差し掛かると、目が覚めます。加速度のなせる業です。

 あかちゃんなんて、「高い高い」して体をゆすってあげると喜びます。

 ドク虎は苦手ですが、デートのときも、なにが楽しいのか知りませんが、ジェットコースターに乗ったりします。わざわざお金を払って加速度を味わうのです(笑)。

 人間は、変化(微分)を快く感じるように造られているようです。

 ちゅーことは、変化しなくなり、進歩が止まると面白くないのです。ルーチンワークだけだと、いくらうまくいっていても、ぶっ飛ばしていても、面白くないのです。

 人は変化を求めるのです。だから、クリントンよりオバマの方が強いのです。人間は「微分」が大好きなのです。

 面白いですね。

 

 変化(微分)を好む遺伝子が生き残ってきたのでしょうか。

 

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