ドクトル虎の巻
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選択バイアス

ドクトル虎の巻 / 2008.03.24 19:49 / 推薦数 : 0

  英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第54回です。

 バイアス(偏り)は、系統誤差とも言われ、調査または推論の過程において、系統的に真の値から離れた結果が生ずることです。

 偶然の誤差が、プラスマイナスの方向に同じ程度出現するのとは異なり、ある方向に偏位した誤差だからやっかいです。

 バイアスのうち、対象の選択に偏りが生じる場合、選択バイアスといいます。

 論文の「方法」の中には、対象をどのように選択したのか、基準をきちんと記載しなければなりません。対象の、inclusion criteriaexclusion criteriaをはっきりと記載します。

 いくら真面目にこつこつと正確なデータを得たとしても、対象が不適切であれば、異なる結論が出てしまいます。選択バイアスがあると、その後いくら統計処理をやってもいかんともしがたいのです。

 従って対象のinclusion, exclusion criteriaの記載の曖昧な論文は、選択バイアスがあるとみなされ、いくら頑張ってもその時点でアウトです。

 そういう投稿、結構あります。気をつけましょう。

  南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻忙しい若手ドクターのために

まず日本語の設計図を作り、英語論文を作る方法をお示ししています。  

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コメント一覧

patients eligibilityで年齢 性別、疾患のminor criteriaもそうですが 除外項目も理由をはっきりさせねば たしかにodds比をヒーコラいって導き出しても一顧だにされませんね。
written by Bugsy / 2008.03.24 22:43
Bugsy先生

他流試合、大切ですよね。
痛い目にあうことも肥やしになります。
カンファなどで後輩にえらそうに言ってはいても、ぜんぜん論文を書いたことのない人の言葉は説得力がありません。
written by ドクトル虎の巻 / 2008.03.25 18:32

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