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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第53回です。
久しぶりに勉強にもどりましょう。
日本が誇る自動車メーカーの一つ、トヨタには、プリウスという、世界のベストセラーであるハイブリッドカーがあります。
ガソリンエンジンと、電気モーターとを併用し、発進や急加速時には低回転でもトルクのある電気モーターを、巡航時には高回転で威力を発揮するガソリンエンジンを、それぞれ得意な領域で使用し、ハイパワーと低燃費を実現しています。
さて、日本人医師にとって、英語で発表したり論文を書いたりしないといけないのは、ネイティブに比べて、あるいはヨーロッパ語圏の人たちに比べて、ハンディーキャップになるのは言うまでもありません。
英語のほうが論理的思考にすぐれているので、日本人でも、英語論文を書くのが得意な方は、最初から英語で考えなさいといいます。
でも、大多数の日本人にとって、そうでしょうか。毎日英語を使って診療しているわけでもなく、たまに英語論文を読むぐらいで、英語で効率よく、レベルの高い思考ができるでしょうか。
英語でないと論理的な思考ができないなんて事はまったくありません。
ドク虎は、帰国子女を除くわが同胞日本人の中ではまだしも英語ができるほうだとちょっぴりうぬぼれていますが、それでも、英語で思考するとレベルが下がるような気がします。
物心ついたときから使っている母国語の方が、明らかに効率よく思考できます。
論理の組み立てをまず母国語でしっかり考え、しかる後、今度は日本語にとらわれずに、その論理の概念を英語らしい英語で表現するという、ハイブリッドが有効です。
日本人の英語論文は、プリウスです。
忙しい若手ドクターのために
まず日本語の設計図を作り、英語論文を作る方法をお示ししています。
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コメント
コメント一覧
たいへん面白く読ませていただきました。医師の英語論文能力をトヨタのプリウスと比較される。これはびっくりしました。ではまた。
当研究室においでいただきありがとうございます。
日本は幸か不幸か英語ができなくても普通の生活レベルを維持できる、世界の中では<珍しい>国です。
それだけに、英語コンプレックスも強いように思います。
普段必要なく使っていないのに、はじめから100%英語だけを目指すと挫折してしまいます。
英語はエリートだけのものではなく、一つのツールとして使いこなせればと思っています。
これからも宜しくお願いいたします。
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