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開音節と閉音節

ドクトル虎の巻 / 2008.03.06 18:42 / 推薦数 : 1

  英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第52回です。

 今日は、我々日本人の苦手な英語の聞き取り、発音のお勉強でお付き合い願います。

 カセットテープさえまだ世の中にはなかった我々おっさん世代に比べて、インターネット世代の若い人たちはかなりまともになってきてはいますが、諸外国の若手に比べて日本人の若手の英語力は、厳しい受験勉強を勝ち抜いてきた人たちにしてはまだまだです。

 おっさんのあんたが言うなといわないでね()

 さて、ちょっと古いエレベーターの操作パネルで、「開」と「閉」、文字の違いが区別しにくいなーと思うことがあるのですが(単に老眼だろ!というつっこみは、なしですよ)、一般にことばの音節には、開音節と閉音節があります。

 以前ドク虎が天下の朝日新聞に英単語の区切り方について大人げもなく噛み付いたブログをご記憶でしょうか(「新聞記者の英語力」)。

 噛み付いたのにはわけがあるのです。

 べつに、朝日に因縁をつけたかったわけではないのです。

 伝統的な日本の英語教育では、あまり音節の区切りを重要なこととしては教えませんでした。音節(シラブル)というのがあるんだよ、と、文法の時間にさらりと触れる程度。ふーん。で終わっていたのではないでしょうか。

 新聞記者さんをいじめるのはかわいそうかも知れません。

 音節には、原則的には主役の母音が一つ含まれます。開音節とは、母音でそのまま終わる音節です。閉音節とは、子音で終わる音節です。 日本語は、原則として開音節です。英語は、ほとんどが閉音節です。

 たとえば、

MDonald

日本語にすると、

Ma-ku-do-na-ru-do

関西弁では、

Ma-ku-do

標準語では、

Ma-(tsu)-ku

 Big Macは、

 Bi-(tsu)-gu-ma-(tsu)-ku

 もうお気づきですね。以前お話した、音節の数が全く違うことに加えて、日本語では、常に開音節になっています。これでは、ネイティブの人に聞き取れというほうが無理です。

 どちらが悪いわけでもないのです。

 (1)音節の区切りを意識し、音節単位で音を考えること。

 (2)開音節と閉音節の違いを意識すること。

 以上の2点に気をつけるだけで、あなたの英語の発音と聞き取り能力はうそのようにアップします。

 ただし、スポーツと同じで、ルールを知った上で、練習(実際に声に出してみること)も必要ですが

 そういうことがあるので、音節の途中で改行するという朝日新聞の無神経さに、大人げもなく噛み付いたのです。

 たぶん朝日の新聞記者はこの親心がいまでもわかっとらんのやろなあ。「検討させていただきます。」だけで、いつまでたってもなおしとらんのやから。物書きを生業としながら、たとえ異国のことばだとはいえ、ことばに対する熱い思いが感じられないのが、悲しいです。

 それに引き換え、小さな子供たちは、すばらしい。

 こんな屁理屈を言わなくても、ちゃんと音の塊で区切って聞き取り、発音します。

 母音など最初はちょっと不正確ですが、みるみる上達します。音節の区切りは初めから正確です。彼らは天才です。

 ドク虎もとてもうらやましー。

 だから、なんとかキッズとかいって、子供たちに音節の狂った「大人の」英語を教えるのはかなりヤバイことです。いい先生がおられるなら賛成ですが・・・

 文部科学省さん、小学校の英語教育を始めるそうですが、ホントにだいじょうぶ?取り返しのつかないことにならない?

 おじさん世代である私を含めて英語の発音、聞き取りで苦しむ日本人は多いのですが、ご一緒に勉強しましょう。

 発音をちょっと改善するだけで、すごくコミュニケーションのストレスがへります。おトクです。

  南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻忙しい若手ドクターのために

時には理くつも実用に役立つのです.  

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