ドクトル虎の巻
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終わりよければ

ドクトル虎の巻 / 2008.01.22 22:20 / 推薦数 : 2

  英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第47回です。 

Discussionの中に、その論文の限界Limitationというのを書かねばなりません。

当然、どんな優秀な論文にも、Limitationはあります。 

ところが、あるアジア系の方の発表を聞いていて、びっくりしました。

発表の最後のスライドが、Limitationの羅列だったのです。

「我々の研究には、かくかくしかじかの欠点がある。」それで終わりでした。

最後は結語を持ってくるのが普通です。

東洋の「謙譲の美徳」でしょうか。

欧米人の発表では考えられません。

「そんな限界ばかりの発表なら、全部直してから出直してこい!」「聴くだけ時間の無駄だ!」といわれそうです。

 

「虎の巻アジア版」も要りそうです() 

 

しかし、冷静に研究の限界は述べないといけません。どうすればいいでしょうか。 

ドク虎は、Nevertheless (Nonetheless)作戦と呼んでいます。 

Limitationを述べておいて、NeverthelessあるいはNonethelessと続け、

「こういう限界はあるけれども、こういうことは言える。」

と、ポジティブに終えるのです。 

 

余談ですが、査読者が論文を落とすときには、この逆をやります。「本論文は、○○○の点で大変興味深い。しかしながら、×××というところが検討されておらず、根拠に乏しい。よって掲載に値しない。」

あちゃー。 

参考文献

英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻

忙しい若手ドクターのためにpp. 92-93.  

 

PS 実は以前「おしりかじり虫」作戦と呼んでいたこともあり、既に当ブログでは既出なのですが、わかりにくいのでそう呼ぶのをやめました()。重要なため、再掲します。

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