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「医者の余っている」都会から、医者の足りない地方に、医者を強制的にトレードするドラフト制?を提唱している、思いつきで記事を書く、極楽トンボの、無責任極まりない新聞があります。
はっきりいってアホです。
私自身が患者なら、強制的に働かされている医者にはみてもらいたくはありません。
それに、都会の現状をみてみい!
人口の多いところは、病人も多いンや!
救急も忙しいんや!
患者さんの多いところには、医者もようけ要るンや!
いま、どこで、あんたらの言う「たらい回し」がおこっとんのか、ちょっと考えたらわかるやろ!
大阪は都会とちゃうんか!
どこに回せる医者がおるンや!ゆうてみい!
世間の人たち、マスコミを鵜呑みにして、なーンも、現実をみとらん。
ひとごとではありませんぞ。
医師不足:兵庫・関西労災病院、救急縮小 大阪・阪南市立病院、入院を休止
http://mainichi.jp/kansai/news/20080129ddf001040002000c.html
本日はかなりご機嫌斜めのドク虎でした。
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落ちていませんか。
素人のお前に言われたくない、といわれそうですが・・・文章の素人が口幅ったいようですが、ひとこと。
最近の新聞の社説、読んでも面白くないのです。
新聞代かえせ、と思うような社説ばかりです。ほとんど読まなくなりました。(社説なんて、もともと読んどるやつは変人や、と、突っ込まないでくださいね。)
朝日新聞の社説の一部です。全体はこちら:http://www.asahi.com/paper/editorial20080128.html
まあ、この社説全体の内容も、医療現場の人間から見れば、とても現場の取材をしている人が書いたとは思えず、厚生省の発表と、机上での思いつきで、短時間で書き上げたような、取材不足の、具体性のない、実行不可能な、現場を無視した思いつき的な内容なのですが、それを書き出すと長くなるので、この際無視するとして、
「医師は命を預かるかけがえのない仕事である。だから私立医大へもかなりの税金を投入している。収入が高く、社会的な地位も高い。たとえ公立病院に勤務していなくても、公的な職業だ。」
この文章、理論的にはどうつながるのでしょうか。
特に、「収入が高く、社会的な地位も高い。」というのは、「公的な職業である」とどうつながるのでしょう。ここでは論理の流れからははずれているのでは。公立病院の医師の給与は、実質拘束時間を考えると、とんでもなく低いです。「収入が高い」と「公的な職業」が論理的に結びついているとは思えません。
しかも、「公的な職業」という語句も、定義が明確ではありません。「公務員に準じる」という意味でしょうかねえ。曖昧な定義のまま議論を進めるというのは、なにか結論を出したいときにはやってはいけないことです。
これが、当ブログのように、社会的影響力もあまりないその辺のブログなら、いちいち目くじらたてることはないのですが、天下の「公的な」大新聞(この場合は、社会的影響が大きいという意味です)の社説なのです。
これ以外にも、方々に理論的な欠陥があります。根拠も乏しく、全く説得力に欠ける文章です。 若い記者が上司に言われて書いたのかもしれませんが、社説はかなりベテランがチェックするのですよね。
もうちょっと、文章の書き方の修行を積んで、理論的に説得力のある文章構成にしていただきたい。せめて、論理構成をしっかり考えてから、書いていただきたい。
新聞のチェック機構はどうなっているのでしょう。
この程度の文章なら、アマチュアであるドク虎でも書けそうです。
あまりしょーもない文章を書いていると、そのうち、大学入試の文章には使われなくなりますよ。
新聞記者の方々、素人のたわごとですが、文章のプロとしては、是非素人をうならせるような文章を書いてください。これから期待しています。
ちなみに、ブログでほざいているだけでは、あまり意味がないので、新聞社宛に上記内容を送ってみました。
新聞社の反応を見たいと思います。
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論理構成、大切です。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第49回です。
英語の発表、めちゃストレスです。
外国語なんだから、当然です。
いわば非常事態です。
内因性カテコラミン、あがりまくりです。(ちょっぴりakagama先生風にしてみました(笑))。
実は、ドク虎もえらそうなことはいえません。英語の発表、今でもマウスをもつ手が震えたりなんかします。
もともと、気の弱いおじさんなのです(汗)。
でも、この緊張感と、終わった後の開放感がたまらんのですよね(変態おやじ?)。
ご自分でプレゼンがへたくそだと思っている方、ご安心ください。
それでも、あまり緊張しすぎると、ちょっとやばいです。
ドク虎流、緊張を緩和する方法、こっそりお教えします。
1. 前日に会場の下見をしておく。
前日に、自分が発表する会場の下見をし、できれば人のいないときに演壇にあがって、観客席を見渡してみる。これで前夜はぐっすり眠れ、当日も大丈夫です(笑)。
2. 自分の発表の前に、座長に挨拶する。
こちとらは外人!なので、ディスカッションのときに助けてね、といっておけば完璧。言い方の詳細は「虎の巻」を (笑)。
3. 発表前に、一発質問に立つ。
そんなアホな。発表だけでも大変なのに・・・しかし、逆転の発想です。「毒をもって毒を制す」です。それに貴重な暇とお金をかけて参加するのですから、発表だけではもったいない。
一発質問すると、自分がちょっと偉くなったような気がして、ハイになります。予め質問してカテコラミンを上げておけば、発表のときにはリバウンドでカテコラミンレベルが下がり、過緊張を防げます。
但し、なれない人は、あまり発表直前は避けたほうが無難です。
そこで、英語で質問大作戦です。
ポイントは、キーワードの聞き取りと、メモです。発表を聞きながら、スライドを見ながら、キーワードをメモするのです。メモのキーワードを見ながら、予め英作文をしておきます。受験戦争をくぐり抜けてきたあなたなら、お手の物のはずです。
予め抄録を見ておいて質問を考えておいてもよいのですが、だいたいは会場のほうが具体的なよい質問が浮かびます。英作文ができたら、こっそりメモをみて質問しましょう。
できそうでしょう。
質問は攻撃側ですから、断然有利です。万一返り討ちにあったら、あっさり退散すればよろしい(笑)。
若いうちは、だれもバカだと思う人はいません。
質問してくれると、座長はうれしいものです。
たいていは座長が何とかフォローしてくれますし、たいていは他の人が質問で待機中です。
長々とマイクを握って話さないのはいけません。
カラオケと同じです。
あまり書くと出版社にしかられそうなので、今日はこの辺で。
参考文献
忙しい若手ドクターのためにpp.66, 70.
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最近の商品開発のトレンドは、新たな商品を開発するのではなく、定番商品を強化することだそうです。
色々な分野で不祥事が続きましたが、そうなると、人々はより安定した信頼できる?定番商品を求めるようです。
大きな声では言えませんが(だったらブログに書くな!というつっこみは、なしです)、ドク虎はやっと最近、いままで行きたくても行けなかったクラシック・コンサートに行けるようになりました。
若い先生方が頑張ってくれているおかげです。
ありがたいことですが、未だにコンサート会場に向かうのは何だか悪いことをしているようでドキドキします。
職業病でしょうか(汗)。
そこで驚きました。地元のコンサート・ホールは、団塊の世代とおぼしきおじさん、おばさんたちでいっぱいだったのです。クラシックのコンサートがこんなに人気があるとは知りませんでした。
団塊の世代といえば、若い人たちは年寄りだと思っているかもしれませんが、十代の多感な頃にビートルズやロックの洗礼を受けた世代です。その世代の人たちが、なぜか大挙してクラシックです。
ドク虎は、クラシック業界なんて変わり者の世界で、もうすたれているのかと思っていました。ところが、新しい需要が生まれているようです。ここでも定番への回帰でしょうか。不思議ですねえ。
これから、クラシック業界もすてたものではないなと思いました。そういえば、「のだめカンタービレ」というTVドラマもうけていますね。
閑話休題
民間では、需要のあるところに、人、物を投資するのは常識です。 団塊の世代の方々、まだまだパワフルですが、これからは医療業界のカスタマーです。需要はどんどん増えます。
ここに人とお金をつぎ込めば、雇用も促進され、そして高齢でも人生経験を生かして働ける元気な人をふやせば、社会全体の経済効果も保たれるのではないでしょうか。
少なくとも、外国へどんどん資金と技術を流出させているような分野にお金をつぎ込むよりは、国内の雇用促進につながるような気がします。
賃金体系の見直しは必要ですが、若い人のパワーと、お年寄りの知恵をあわせれば、よい社会ができるはずです。
老人と幼児には、人を癒す不思議な力があります。
老人が子供たちの面倒を見るようにすれば、女性だってもっと働けるはずです。若年男性だけを労働人口とみなすのではなく、発想の転換が必要なのではないでしょうか。
政府の発想はちがうようです。
行列のできるラーメン屋の店員をへらし、材料も削って、ラーメン屋をつぶそうとしています。
不ぞろいな桶の側i板を、何も考えずに一律に削り、桶の形をなさなくするという、大ばかやろうの政策が元凶です。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第48回です。
皆さん、学会場ではいつもどのあたりに座りますか。
ドク虎お勧めの場所があります。
座長席の反対側の、前よりのマイクロフォンの周辺です。
理由は3つ。
1. 演壇に近い。
発表のとき、遠くの席から「ごめんなさい」をしながらあわてて走ってくる人を見かけます。それでなくとも緊張気味なのに、わざわざ自分で内因性カテコラミンを亢進させることはありません。直前にはちゃんと次演者席まで移動しておきましょう。それには近い席が有利です。
2. 質問しやすい。
質問の際、自分の席で手を上げて、当ててもらってから人を掻き分け、のこのこ出て行く人がいます。最近は大分淘汰されましたが、偉い先生に多いですね(汗)。これでは、貴重なディスカッションの時間が無駄になります。
質問する場合、演題が終わる直前に、さっと立ち上がってマイクロフォンの前に立って待機します。それには、座長と目のあいやすい、座長と反対側、前方のマイクの位置が有利です。かなりの確率で発言させてもらえます。
自分の発表のすこし前に、一発質問しておくと、度胸がすわり、内因性カテコラミンも下がって、自分の発表も落ち着いてうまくいきます。
3. 居眠りしにくい。
座長や演者と目が合いにやすく、座長の目にさらされながら、質問を考えつつ演題をきくと、居眠りしにくくなります。日ごろの睡眠不足の疲れがどっとでて、こっくりこっくり・・・せっかくこの演題ききたかったのに・・・なって言ってたんだろう・・・ということが少なくなります(汗)。
発表と質疑応答、うまくいくといいですね。
参考文献
忙しい若手ドクターのために
p65
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「さて、新年早々ではありますが、お知らせとお願いがございます。当院は最近の厳しい医療状況の中、医師不足で困っているところでありますが、本年4月から常勤○×内科医師が欠員となることになりました。そこで止むなく、4月からは○×内科の入院診療は休止させていただくことにいたしました。○×外来は非常勤医師により週2回行う予定です。
なお、今後ご紹介いただく患者様につきまして、入院が3月下旬に及ぶ可能性のある場合には、お断りしたり他院にご紹介させていただいたりせざるを得ませんので、何卒ご了承いただきたく存じます。(中略) ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。」
新年早々、ドク虎の勤務する病院から遠くない、日本第二の大都会の基幹病院の一つから届いた書類の一部です。
昨年から、近くのいくつかの基幹病院から、同じような書類がまわってきています。
残念ながら、時を同じくして、一応基幹病院である当院でも、同じ○×内科の医師欠員により、その分野では専門的な入院診療ができなくなりそうです。
(ドク虎の勤務する循環器科ではありませんが・・・)
いったい、紹介する「他院」がなくなったら、入院を要する患者さんはどこへ行けばよいのでしょう。
医療崩壊は着実に訪れています。
福田首相は、それでも、当初の予定通り、「骨太の方針」で、医療福祉を削減し、国の赤字をへらすのだそうです。
「国の赤字はなくなった。
しかし、国民は誰もいなくなった。」
官邸から出て、霞が関から出て、世の中の現実をみていただきたいものです。
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なんとか、医療を担う勤務医としてのモチベーションを保ちたいともがいているのですが・・・
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地元のコンサート・ホールでは時折ワンコイン・コンサートというのをやっています。
残念ながら平日の昼間なので、行ったことはないのですが、500円で素敵なコンサートを経験できます。若手の演奏家に人前で演奏する機会をふやしてあげることができ、一方で普段あまり音楽に関心のない人たちや、あまりお金のない学生さんにも気軽に本物の音楽にふれていただこうという、素敵な企画です。
ところで、ニッポンの病院の外来は、日本全国ワンコイン外来です。
専門医が再診しても、病院に入る医療報酬は500円ちょっと。
これで、医師の人件費だけではなく、スタッフの人件費、光熱費、高額なオーダリングシステムの償却費など、すべてをまかなわなければなりません。
しかも、フリーアクセスです。
コンサートなら、入場券に枚数制限がありますが、外来には制限はありません。
基本的に、行けば見てもらえます。
これで、待ち時間が生じなければ、奇跡です。
おそらく外国なら患者さんが押し寄せてきてパニックです。
日本人はまだ抑制が効いているほうだと思います。
病院経営者からは、当然、病院をつぶさないために、たくさん数をみろ、ということになります。
一日、ウン十人、なかには百人以上のツワモノも。
厚労省はおそらく、病院は外来をせずに入院に特化しなさいといいたいのでしょうが、入院日数が厳しく短縮された今、フォロー外来なしでは難しいのと、適切な入院患者さんの確保には、専門外来は欠かせません。
さて、患者さんにとっては、安くて専門外来が受けられてよいことだらけでしょうか。
当然、病歴や、家族歴なんて、ゆっくり聞いてはいられません。
主訴(いちばんきになること)をきいて、あとは、鑑別診断を考えて、ポイントのみすばやく訊きます。
当然患者さんはいろいろ脱線されます。そこをそれとなくさえぎって、次のポイントを聞きます。そうしないと、やっていけません。 医師はコーチングだといいながら、話をさえぎるというのは、コーチングでは、もっともやってはいけないことです。
多くの場合は、医師の長年の経験でなんとかなっているのですが、専門外の疾患だと、このやり方は危険です。
でも、そうせざるを得ません。なんちゅうても、入場制限のないワンコイン外来ですから。
数をさばかざるをえないのです。
外来診察医の多くは、重症の入院患者さんも受け持っています。
重症の方のことは、いつも頭から離れません。はやく外来を終わらせて、詰め所にとんでいきたい・・・
われながら、よくいままで無事にやってこれたなあと思います。アメリカ人医師なら、間違いなく発狂するでしょう。
なんというシステムを残してくれたんだと、先輩医師達を恨みに思います。
しかし、少ない医師で、少ない費用で、多くの患者さんを見るには、仕方のないことだったのです。
一人の医師が意見をいったからとて、変わるようなものではありません。
閑話休題
業務の一環として、インドの在留邦人のための検診に行く機会がありました。インドの在留邦人の方々は、日本では考えられないような、過酷な環境で働いておられます。
ある在留邦人の方は、「インドではなんでもありだよ。」と笑っておられました。頭が下がります。
そこでは、一日かけて10人ちょっと、ゆっくり健康相談に乗ります。専門外のこともきかれるので、ドク虎は、医学書の入ったノートパソコンを持っていきました。
基本的には健康な人が多いのですが、中には明らかな生活習慣病、メタボな方もおられました。
そこで気付きました。
じっくりお話を聴いてあげるだけで、こちらが恐縮するぐらい喜んでいただけるのです。とくに治療行為をしたわけではありません。じっくり話を聴いて、アドバイスするだけです。日本の外来診療では考えられないほど、とても喜んでいただきました。そして、おなじ長時間でも、こちらの疲れがぜんぜん少ないのです。
日本国内の診療では体験できない、貴重な経験でした。
日本では、患者さんにとっても、自分たちにとっても、普段なんという酷な外来をしているのだと、思わされました。
日本でもこれだけの時間が取れたらなあ・・・
でも、致し方ないのです。病院をつぶすわけには行きません。
病院がつぶれれば、医療は崩壊します。
それに、おしよせるフリーアクセスの患者さんを拒むわけには行きません。
何でも安けりゃいいというものではないのです。
安ければ、安いなりのことしかできません。
政府は国民に、1コイン外来をおしつけました。
日本国民は、本当に1コイン外来でいいのでしょうか。
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忙しい仕事にもやりがいを。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第47回です。
Discussionの中に、その論文の限界Limitationというのを書かねばなりません。
当然、どんな優秀な論文にも、Limitationはあります。
ところが、あるアジア系の方の発表を聞いていて、びっくりしました。
発表の最後のスライドが、Limitationの羅列だったのです。
「我々の研究には、かくかくしかじかの欠点がある。」それで終わりでした。
最後は結語を持ってくるのが普通です。
東洋の「謙譲の美徳」でしょうか。
欧米人の発表では考えられません。
「そんな限界ばかりの発表なら、全部直してから出直してこい!」「聴くだけ時間の無駄だ!」といわれそうです。
「虎の巻アジア版」も要りそうです(笑)。
しかし、冷静に研究の限界は述べないといけません。どうすればいいでしょうか。
ドク虎は、Nevertheless (Nonetheless)作戦と呼んでいます。
Limitationを述べておいて、NeverthelessあるいはNonethelessと続け、
「こういう限界はあるけれども、こういうことは言える。」
と、ポジティブに終えるのです。
余談ですが、査読者が論文を落とすときには、この逆をやります。「本論文は、○○○の点で大変興味深い。しかしながら、×××というところが検討されておらず、根拠に乏しい。よって掲載に値しない。」
あちゃー。
参考文献
忙しい若手ドクターのためにpp. 92-93.
PS 実は以前「おしりかじり虫」作戦と呼んでいたこともあり、既に当ブログでは既出なのですが、わかりにくいのでそう呼ぶのをやめました(笑)。重要なため、再掲します。
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医療関係者の間で、救急、産科、小児科をはじめとする医療体制の崩壊が叫ばれて久しいですが、最終的な被害者は、重い病気で苦しむ患者さんとその家族です。
医療関係者とて、いつ何時自分自身が患者やその家族の立場になるかわかりません。特に過労死寸前の労働環境では。
重い病気を抱える人とそのご家族は、まるで迷える子羊のようです。
どこへ行ったらよいのかわからない。
行った先で、「冷たく」あしらわれる。
みてもらえない。
様々の病気で、そういう状況になってきているようです。
なぜだ。
医者のくせに、ちゃんとみんかい!
怒りが医師に向かう気持ちはよくわかります。
しかし、考えてみてください。八百屋で魚を求めても、望むような新鮮な魚は手に入りません。
どこによい魚屋があるのか、今や医療者ですら自分の分野をはずれるとよくわかりません。
専門医が不足しています。
産科だけでなく、色々な病院で、専門外来が次々に閉鎖されています。
某三次救命救急センターでは、正月早々、所長自ら当直です。
専門医にとって、勉強を続けるモチベーションを維持するのは、精神的、体力的にますます大変なことになりつつあります。
プライマリーケア医も不足しています。日本のプライマリーケア医は、専門医のバーンアウト組や高齢のドクターが多いのです。
(失礼なことを言ってすみません。私もそのうちお仲間になるかも・・・)
多くの先生方は、もともとプライマリーケアが専門ではありません。
個人の努力で何とか持っているシステムですから、その先生がいなくなれば、変わってしまいます。
プライマリーケアに高度な医療を求めても、それは無理です。
幅広く、かつ専門的になんて、不可能です。
個人の能力には限界があります。
コンビニで、シャネルを求めても、扱ってはいないでしょう。
なんでないんだ、といっても、ないものはないのです。
めったに出ないものをそろえたら、コンビにはつぶれてしまいます。
それを要求されているのが、医療機関です。
その証拠に、三次救急は、いずこも大赤字です。
日常診療でも、問診(患者さんのお話をよく聴くこと)は、一般の方が思っている以上にはるかに重要です。昔は、血液検査や画像診断なんてなかったのです。検査をすれば自動的に病名が出るわけではないのです。
しかし、年々削られてきた一回数百円の診療報酬で、何時間もかかる問診をおこなったら、病院や診療所はスタッフの人件費も出ずにつぶれてしまいます。
それに、じっと順番を待っている、他の患者さんはどうしますか。
それを無理やりやれといわれているのです。
わが国は本来かけるべき人件費を無視した診療報酬体系なのです。
金はださないが、やることはやれといわれるのです。
これは、プロフェッショナルに対する扱いではありません。
安い医療費で、それでもなんとか現場の努力で世界一の医療水準を維持してきました。
モラルが高く、なんでもきちんとしなければ気がすまない、日本人のよいところです。
しかし、「骨太の方針」で、さらに医療費が削られました。
もうむりです。需要がどんどん増えているのに、総額を削減しているのです。
桶の短い側板から、水がじゃあじゃあこぼれます。 命がなくなれば、経済活動も、文化的活動も、不可能です。
道路を作っても、通る人がいなくなります。
外国から国を守っても、皆国内の姥捨て山で死んでいきます。
本当は、99匹の元気な羊をほうっておいても、一匹の迷える子羊を助けにいくべきなのです。
「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。」(マルコによる福音書8:36-37)
まず、なにが大切か。 この国のリーダーの方たちによく考えていただきたいのです。
厚労省の試案では、今年度から産科、小児科の診療報酬を手厚くするそうです。
一見けっこうなことですが、診療報酬の伸びは0.38%。ということは、他の、かろうじてなんとか頑張っている分野を削るわけですね。
これでは、明らかに共倒れです。
外科はどうなる、内科救急はどうなる、産科と同じく無報酬のオンコールで休日夜昼なく緊急カテーテルに駆り出されているわが循環器科の同胞はどうなる?
それでも、なおかつ診療報酬の中からお金を出させて巨額のコンピュータシステムを導入させ、IT化も促進するのだそうです。
いったいどうやったら可能なのですか。
魔法の杖を一振りすれば、ITを買うお金が沸いてくるのですか。
受験戦争を勝ち抜いてきた賢い人たちの作文とは到底思えません。
欺瞞に満ちた、実効性のない、建前だけの作文にすぎません。
小学生が考えてもわかります。
ブログでぶつぶつ言っていても始まりません。有効かどうかはわかりませんが、皆さん、首相官邸や、厚労省のホームページに行って、「ご意見」を記入してみませんか。
徒労に終わるかもしれません。気は重いですが、何か行動を起こさなければ。
キーワードは、「現場からのフィードバック」です。
大本営を動かさなければ。
ホームページで「意見を聞く」というのが、ポーズだけではないことを祈ります。
それとも、日本はこれからどんどん奈落の底へ落ちていくのでしょうか。
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週明け早々暗くなってしまいました。すみません。
厳しい状況の中でも職業人としての自己実現の喜びはもちたいものです。
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言ってはいけない、第三弾です。
税の申告の季節です。
税務署にしかられそうですが、
「納税」
この言葉、やめませんか。
「税の支払い」
にしましょう。
日本人は、自分たちの納めた税金の使い道に無頓着すぎます。
外国人から見ると、異質なようです。
無関心は、しばしば大罪です。
ちなみに英語で税金を納めるのは、Pay taxesです。
Payとは、何らかの対価をはらうというニュアンスがあります。
「納税」だと、言われたままに納めて後はお任せという感じです。
一旦国庫に入れば、あとはどうぞお好きにお使いください。
しかも、多くのサラリーマンは天引きです。
能動的に税金をいくら支払ったという印象が薄いのです。
当然、自分たちの税金の使い道への関心が薄れます。
行政にとってはとても都合よく考えられたシステムですね。
米国ではTax payerにどう説明するか、という議論をよく見聞きしましたが、日本ではそんな話あまりでません。
「ことば」は大切です。
「万物はことば(ロゴス)によって成った。成ったもので、ことばによらずに成ったものは何一つなかった。」
(ヨハネによる福音書)
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論理的思考(ロゴス)の訓練はすべての人にとって大切です。
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