ドクトル虎の巻
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ベーゼンドルファーその後

ドクトル虎の巻 / 2007.12.12 20:59 / 推薦数 : 1

オーストリアの由緒あるピアノメーカー、ベーゼンドルファーが倒産し、オーストリアのピアノ企業が買収するという話だったのですが、どうやらヤマハが買収するようですね。日本ベーゼンドルファーも営業を停止してしまいました。 

 

ヤマハとベーゼンドルファー、同じピアノですが、ぜんぜん違います。 

 

一言で言うと、鉄の楽器と、木の楽器でしょうか。 

 

まだお若いですが、日本ベーゼンドルファー社の社長婦人は、パリはコンセルバトワール仕込のピアニストです。 

日本ベーゼンドルファー社のショールームで、ベーゼンドルファー・インペリアルを弾いていただいたことがあります。 言葉では表せないのですが、なんというか、心にしみる、とても上質の音です。疲れた心を、やさしく包み込んでくれます。 

 

でも、このピアノ、ピアニストを選ぶのです。気遣いを要求するピアノです。

だから、ピアニストには結構嫌われる場合があります。

でも、ベーゼンしか弾かないという、はまるピアニストも多いようです。日本では、加古隆さんなどがおられます。 

 

木の魂が宿っているのでしょうか。 

 

響きを保つことによって、ピアノの宿命である、音の減衰を感じさせないのです。

シューベルトなどが弾かれると人が歌っているようです。

人はSinging toneといいます。 

 

製造コストが全く違います。 デジタルピアノ全盛のこのご時勢に、音のよさだけでは商売にならなかったのでしょう。 悲しいです。 

 

ヤマハの現場の技師さんたちや調律師さんたちは、ベーゼンドルファーのよい点をよくご存知ですから、心配なありませんが、問題はヤマハの経営陣です。 

 

愛情をもって引き継いでくれるのでしょうか。

コストダウンの命令を出せば、名前だけベーゼンドルファーで、まったく違うものができてしまいます。 

フランツ・リスト以来のピアノが実質なくなってしまいます。

金属ピアノの音は嫌いです。 心配です。どなたかちゃんとした情報をお持ちのかたはおられるのでしょうか。 

 

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和製英語にご用心!

ドクトル虎の巻 / 2007.12.12 17:47 / 推薦数 : 4

英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻解説シリーズ第43回です。  

ナイター、アフターサービス、オーダーメイド、オートバイ、OL、ガードマン、ゲームセンター、グレードアップ、ゴールデンタイム、シルバーシート、スキンシップ、ゴールデンスタンダード、デッドボール、チアガール、モーニングサービス、モーニングコール、モーニング娘、おっとちがった・・・

 

英語っぽいが実は日本語というのは色々あります。

 

 ちなみに、同じ単語で意味が異なる場合もあります。アメリカ人の小学生がバイクかってよー、とおねだりしていてもませガキだと驚いてはいけません。 バイクは自転車です。 

 

論文を書く場合でも、通じない和製英語を使わないようにするのは大切です。

 

通じなくはないですが、奇異な印象を与える言葉もあります。

たとえば、Golden standard

Non-nativeの偉い先生も使われることがありますが、大変皮肉っぽい印象を与えるようです。

本当は、gold standard(金本位制)です。転じて、一般的に使われる基準という意味で使われます。

Golden standardというと、金色をしてはいるが、実は本当は金でない金メッキのような(すぐにはげる)基準ということになります。これが結構英米人に受けることもあるのですが() 

 

秘伝、虎の巻流、和製英語対策の術()

たった3ステップです。

1.インターネットに繋ぐ。

2.PubMedで検索する。

3.検索件数が多ければ大丈夫、少なければ誤用の可能性大。

 

とりあえず、多数決でいきましょう。ちなみにつづりを間違えていても少数はヒットするのでご用心。便利な時代になったものです。 

文献

南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻

忙しい若手ドクターのために p.33

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