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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第30回です。
企業などで採用されている、TOEICという英語のテストがあります。
TOEICほぼ満点という英語の達人に、「英語の学習では、何が一番大切か?」と聞いてみたことがあります。
答えは、「文法」でした。
確かに、語彙は、専門分野に限れば専門用語はたかだか数百ぐらいではないでしょうか。
文法が重要だなんて、いままでの受験英語は無駄ではなかったのです(笑)。
しかし、文法というと、受験英語では結構重箱の隅をつつくようなものが多いようです。
論文に必要な生きた文法はシンプルです。
主語(S)+述語(V)[+目的語(O)]で始まる文を書くこと。
他動詞と自動詞をしっかり区別して使うこと。
名詞では、CountableとUncountableを認識すること。
これらは、重要です。
日本人の書く英文は、ごちゃごちゃと修飾語から始まる文が多いです。
日本語は、「主語」つまり「動作の主体」という概念があいまいです。
日本語で主語といわれるものは、実は「動作の主体」ではなく、トピックスを表現しているという説もあるようです。
そういえば、日本人が書く英文には、
Regarding…
とか、
With regard to…
Concerning・・・
などではじまる表現が多いですよね。
もっとも、文法は大切ですが、実は文法だけ勉強してもダメです。
文法は、音楽でいうと、「楽典」(譜面の読み方、書き方)です。
楽典も勉強した上で、実際に演奏の練習をしないといけないのです。
スポーツで言うと、ルールブックや、サーブの打ち方、ボールのけり方です。
ルールブックを読んだだけでは、ゲームはできません。
テストのための死んだ文法ではなく、文を書くために必要な生きた文法でないとダメなのです。
英会話学校は、英語論文や学会発表のためには、遠回りです。
英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻p.109
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