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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第20回です。
いきなり物騒なタイトルですが、
ご安心ください。戦争の話ではありません。
虎の巻第4章は、「実戦」論文英語のコツ です。
実は、本の編集段階で、「実戦」は一度「実践」に直されました。
本来はreal warではなく、practicalという意味なので、当然でしょう。
ちょっと脱線しますが、本の編集者というのは、すごい職業です。最初の読者でもあり、読者がわかりにくいであろう表現を指摘し、誤字脱字、ワープロ変換ミスまで直すのです。
いわば、文章のプロフェッショナルです。
編集者によって、本のできには雲泥の差がつくと思います。
それもたいがいプライドの高い執筆者のご機嫌をそこねないようにして(笑)、よい本をつくらないといけないのです。
たいへんな仕事です。
でも「実戦」に関しては、あえて正しい表現である「実践」に変えることには反対しました。
学会や論文活動は、「他流試合」です。
循環器医にとっては、American Heart Associationの年次集会は、球児の甲子園、陸上選手の世界陸上のようなものです。
練習試合(practice)ではなく、まさに出たとこ勝負の「実戦」(real war)なのです。
場合によったら、研究者生命を絶たれるようなことになるかもしれません(汗)。
しかし、世界中の一流の専門家たちと議論を戦わせるチャンスです。
自分のやり方や考え方が、世界的に通用するかを試すことができます。
ボコボコにやられるリスクも大ですが、「お山の大将」では、ダメなのです。
日常性をはなれ、日常業務に関して周りに迷惑をかけながらも、あえてチャレンジする価値があるのです。
本の編集者は快く理解してくれました。
かくして、「虎の巻」の第4章は「実戦」になりました(笑)。
戦いには、まず兵法書です。
アマゾンではまだアマゾン八分のままのようですが、応援してね。
参考
南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 p107-125
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