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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第21回です。
疲れて帰って夜中にテレビをつけると、それはちがうやろーという偏向報道ばかりきかされ、本当にいやになってしまいますが、なんとか気を取り直して勉強しましょう。
今日は英語の発音は苦手だなーという人のために、ちょっぴり「実戦」的英語の復習です。
まず発音してみてください。
アメリカで昼飯にありつくために必要です(笑)。
「マクドナルド」 ♩♩♩♩♩♩
次に、“McDonald’s” ♪♩♪
うまくできたでしょうか。
かな文字と英語とでは、まず音節の数(音符の数)が違います。
それぞれ6音節と、3音節です。
アクセントのない音節の母音は短くなり曖昧音化するか、消失します。
逆に、主アクセントのある音節の母音は若干引き伸ばされます。
Mcなんて、字面からも母音が消えてしまいました。
ald’sなんて、母音aは発音しません。
それに対して、カタカナは、すべての母音が対等です。
ふつうの日本人は、英語を学ぶ前に、小学校でローマ字読みを習ってしまいます。
そのため、音節という概念が身につかず(特に閉音節)、すべての音節を同じように読もうとしてしまい、英語を読むのに苦労するのです。
Englishは「エングリッシュ」ではありません。
Motherは「モザー」ではありません。
Todayは「トーダイ」ではありません。
当たり前だと思うかもしれませんが、ちょっと知らない単語になると、へんてこな読み方をしてしまう危険性があります。
発音を覚えるために英語にカタカナでルビを振ったりすると、もう最悪です。
英語の何種類もある母音を、日本語の少ない母音で近似して発音してしまいます。
音節の数もリズムも狂います。
かなでルビをふった英語の辞書が一流の出版社から出版されているのをみると悲しくなります。
それこそ「兵法書」ではなく、単なる「あんちょこ」です。
そんな状況では、勉強すればするほど泥沼にはまります。
日本人は、ご先祖様が便利なカタカナやローマ字を発明してくれたおかげで、英語の発音に苦労するようになってしまったのです。
ローマ字読みをしないこと、音節単位で考えること、アクセントのない音節における母音の消失、曖昧音化を意識することは、聞き取りや、通じる発音の大切なポイントです。
最後に、アトランタ(5音節) ♩♩♩♩♩
Atlanta(3音節) ♪♩♪
違いがうまく言えたでしょうか。 リズムさえ合えば、発音がすこし違っても結構通じるものです。
おためしください。
英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 p.60
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第20回です。
いきなり物騒なタイトルですが、
ご安心ください。戦争の話ではありません。
虎の巻第4章は、「実戦」論文英語のコツ です。
実は、本の編集段階で、「実戦」は一度「実践」に直されました。
本来はreal warではなく、practicalという意味なので、当然でしょう。
ちょっと脱線しますが、本の編集者というのは、すごい職業です。最初の読者でもあり、読者がわかりにくいであろう表現を指摘し、誤字脱字、ワープロ変換ミスまで直すのです。
いわば、文章のプロフェッショナルです。
編集者によって、本のできには雲泥の差がつくと思います。
それもたいがいプライドの高い執筆者のご機嫌をそこねないようにして(笑)、よい本をつくらないといけないのです。
たいへんな仕事です。
でも「実戦」に関しては、あえて正しい表現である「実践」に変えることには反対しました。
学会や論文活動は、「他流試合」です。
循環器医にとっては、American Heart Associationの年次集会は、球児の甲子園、陸上選手の世界陸上のようなものです。
練習試合(practice)ではなく、まさに出たとこ勝負の「実戦」(real war)なのです。
場合によったら、研究者生命を絶たれるようなことになるかもしれません(汗)。
しかし、世界中の一流の専門家たちと議論を戦わせるチャンスです。
自分のやり方や考え方が、世界的に通用するかを試すことができます。
ボコボコにやられるリスクも大ですが、「お山の大将」では、ダメなのです。
日常性をはなれ、日常業務に関して周りに迷惑をかけながらも、あえてチャレンジする価値があるのです。
本の編集者は快く理解してくれました。
かくして、「虎の巻」の第4章は「実戦」になりました(笑)。
戦いには、まず兵法書です。
アマゾンではまだアマゾン八分のままのようですが、応援してね。
参考
南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 p107-125
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「虎の巻」の語源をご存知でしょうか。
「虎の巻」というと、テスト前に楽して点を取るための「あんちょこ」のイメージが強いですね。
本当は、あんちょこではなく、兵法書なのです。
古来、兵法家の間では、武経七書(孫子、呉子、司馬法、尉繚子、六韜、三略、李衛公問対)という兵法書がしられていましたが、その一つが、六巻六十章からなる六韜(りくとう)という兵法書です。
紀元前12世紀、文王とその息子の武王が、太公望に教えを請うという形をとっています。
実際にはもっと後世の作らしいのですが。
藤原鎌足は、大化の改新の際、この六韜を暗記するほど愛読したということです。
かの義経も、父の秘蔵の六韜を読んで戦術の奥義を極めたという言い伝えがあります。
六韜の第四巻、虎韜が「虎の巻」の語源です。
「虎の巻」は、本当は、あんちょこではなく、兵法書だったのです(笑)。
学会の兵法書は、こちらです。
英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻:忙しい若手ドクターのために
少しでも、一人でも多くの若いチャレンジャーのお役に立てれば幸いです。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第18回。
臨床研究を楽しむ、というと、臨床研究なんてやっぱり医者の道楽なんじゃないか、という誤解を受けるかもしれませんが、それは違います。
予想通りの結果が得られることもありますが、同じような検査、治療をしているのに、結果が異なることがままあります。
いつまでたっても医学は完全ではないのです。
扱う対象が複雑系なので、なかなか学問の手に負えないのです。マニュアルだけでは解決しないのです。
そこで、臨床医であっても研究的な思考が必要になってくるのです。
高木先生という、現在循環器医として開業なさっている方が、とある学会の本に書かれていた文章ですが、たいへん共感を覚えました。循環器分野だけでなく、すべての分野の日本の若手の臨床医にも読んでいただきたいと思い、一部引用させていただくことにしました。
「(前略)臨床研究といってまず思い浮かぶのは、新しい検査技術が開発されると、まずその検査法を検証するための研究が行われる。(中略)この段階の研究はまさに最先端の研究で、論文も次々出てくるようなお祭り状態である。しかしながら、すべての臨床医がこのようなお祭りに参加できるわけではない。むしろ日本の臨床現場ではこのようなお祭り状態に遭遇することのほうがまれであろう。米国が世界の心臓病学をリードしているのがまぎれもない事実であるからだ。
かの国で開発された新しい技術が日本に入ってくる段階では、このようなお祭りの9割方はすでに終わっている。
日本の一部の施設に導入されると、そこで残りの1割もだいたい終わってしまう。その後しばらくして、自分の病院に新技術として導入された段階では、残されたものはほとんどないと感じるだろう。
しかし、日常臨床の現場では新しい臨床研究はできないとあきらめるのは早計である。初期の華々しく見える研究は、実はほんの氷山の一角にすぎず、本当の宝の山は水面下の見えない部分に隠れている可能性があるからだ。 すなわち、その技術を日常診療の道具として使う中で、きちんと臨床データをまとめ、検討すれば、きっと新しい臨床研究のテーマが見えてくる。その目利きになるためには、できるだけ海外の学会に参加して、かの地で彼らが今、何を討議しているかを聞くことをお勧めする。一見、やり尽されたようであって、実は残された疑問点がまだいっぱいあることに気づくことだろう。使い方さえ工夫すれば、少々古い心エコー図装置や今や珍しくもないIVUSも臨床研究の強力な武器になりうるのである。
このことに気付いたあなたは臨床研究のほんとうの面白さを知るに違いない。逆に、いくらあふれんばかりの新しい技術を持っていても、日常臨床の中でやりっぱなしにしていては、意義ある臨床研究を行っているとはいえないのである。」
(高木循環器科診療所長 高木 力:第54回日本心臓病学会学術集会記念随筆集より一部引用)
ちなみに高木先生はクリニックを開業されてからも、日々の臨床データをまとめ、英文誌に論文を発表されている、すごい方です。
蛇足になりますが、メーカーが開発した新しい装置を大学病院や基幹病院で臨床応用して研究発表するのを、私は「テストドライバー研究」と呼んでいます。論文にはしやすいですが、我々一般病院の臨床医はなかなか参加できない分野です。
もちろん、誰かがやらなければならない大切な仕事ではあるのですが、ただ使ってみて、これはいい、これはダメというだけでは、発展性がありません。あくまで患者さんのためにここが知りたいという臨床からのフィードバックが大切です。
テストドライバーの手をはなれた自動車がユーザーの手に渡り、新しい用途に役立つこともあるように、古い手法でも、それまで無視されていた情報を活用することによって新しい診断法が生まれることもあります。それにはきちんとした臨床データの裏づけが必要です。
そこが多忙な臨床医の苦労でもあり喜びでもあり、きちんと実際の患者さんのデータを押さえ、理論と現実の差をうめようとする姿勢をもつことは患者さんのためにもなります。
応援宜しく。
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ドクトル虎の巻の血と汗の結晶!?
現在「アマゾン八分」になってしまいました(泣)。
出版社には在庫があるのにアマゾンでは買えません。
アマゾン八分とは、
「ある本が、新刊または売れ筋であるはずにもかかわらず、最大手書籍取扱サイトAmazonで「現在お取扱いできません」の表示がされるなど購入困難な状態になっていること。また、同サイトで書名などを検索してもヒットしないこと。Amazon社の陰謀だとか、関係国・関係組織の圧力によるものだとか噂されることがあるが真相は定かではない。単に同社のオペレーションがまずかったり、他の大手サイトでも品切れという可能性もある。Amazon八分は,Google八分とともに,Web 2.0時代の負の面である。」
(はてなダイアリーより引用。)
決して虎の巻が売れ筋なのにといいたいわけではありません(汗)。
Google八分というのは聞いていましたが、アマゾン八分というのがあるなんて知りませんでした。
私自身、アマゾンの愛用者なのですが、Web2.0とかいわれて、ロングテール商法の雄であるアマゾンにも、負の面があることを知りました。
仕入れないものは売らない。
仕入れの判断基準は企業秘密。
次に仕入れるまではユーザーからの取次ぎを行わない。
ここに、人間か、あるいはコンピュータかはわかりませんが、恣意性が介入しています。
これでは本当のロングテールではありませんね。
たしかに、仕入れなければ購入者は減りますから、ランキングは下がります。
本のランキングについて批評できるような能力はありませんが、CDについては、たしかに、えっ、こんなCDがそんなにランキング高いの?というのもあるような気が・・・
かの巨人Googleでも、一部恣意的に検索結果の順序を変えているといううわさを聞きます。
Web2.0というのは結構アブナイものなのでしょうか。
少なくとも負の面がありそうです。
外国のAmazonも同じなのでしょうか。
それとも、日本独自の流通が絡んでいるのでしょうか・・・
興味深いところです。
Web2.0時代には、メディア・リテラシーならぬ、GoogleリテラシーやAmazonリテラシーもいるようです。
Google, Amazonの愛用者としてはショックですが、何事も盲信はよくないということですね。
ところで、「英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻」は、楽天ブックスや、出版元の南江堂からは購入可能ですので、ご安心ください。
誰も心配しとらんぞー、という声が聞こえてきそうですが(笑)。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第17回です。
「おしりかじり虫」をご存知でしょうか。
人のおしりをかじって幸せにするという、かわいい虫です。
あるとき、おしりかじり虫は、都会へ出ます。都会の人のおしりはとっても苦く、とうとうおしりかじり虫は病気になって寝込んでしまいます。
おとーさーん、おかーさーん・・・
でも、最後には元気になって、みんな一緒に、にこにこ。
NHKみんなのうたで、ちょっとしたブームになっている歌です。
夏休みをいただいて、初めて知りました。
小さなお子様をお持ちのお母様方はご存知でしょう。
聴いてみると、大人でも結構はまりますよ。
私にとっては、リズムや音程がけっこう難しいのですが、子供たちは聞いただけですぐコピーしますね。
感心します。
なんで、学会に「おしりかじり虫」やねん!?
どんな研究にも、リミテーションがあります。
リミテーションを正確に述べることも、学会や論文では必要です。しかし、その研究の存在を否定するようなリミテーションがあってはなりません。
リミテーションがあっても、研究の存在意義はあるのだということを強調しないと採択されません。
つまり、ネガティブなディスカッションのあとには、必ずポジティブな記述を持ってきて、ポジティブに締めくくるようにするのです。
一旦落ち込んで、あとでニコニコ。
「おしりかじり虫」の歌と同じです。
いままでこれを、Nontheless作戦といっていましたが、これからは、「おしりかじり虫」作戦と呼ぼうかな・・・(笑)。
余談ですが、論文を落とすときは、査読者はこの逆をやります。
すなわち、最初ほめておいて、あとでけなすのです(泣)。
ご参考までに、Youtubeでも見ることができるようです。
リンクは張りませんが。。。
参考
英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 p.92-93
またまた、アマゾンでは通常の在庫がなくなってしまいました。そんなに売れているわけではないと思うのですが、ご迷惑をおかけしています。「英語抄録」でgoogleってみてください。他のサイトからも購入できます。
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英語抄録・口頭発表・論文作成 虎の巻 解説シリーズ第16回。
前回の極意(1)(2)?に加えて、必要なのは、(3)普段の英語の筋トレです。
初めての海外の学会で、うまく発表し、さらに質疑応答を難なくこなそうなんて、普段日本語ばかり使っている、帰国子女でもない普通の日本人にとっては虫が良すぎます。
もしこれを何の苦労もなくできる日本人がいれば、その人は天才です。
ここだけの話ですが、あなたのボスだって、留学経験があったって、質疑応答をこなせるだけの英語力をもっているとは限りません(汗)。
お助けマンは期待できません。
イチローのように、普段から英語の筋トレに励みましょう。
まして、イチローでもない、フツーの運動不足のおとーさんが、年に一度の運動会で、いきなり現役選手に混じって全力疾走をしたらどうなるか、考えてみてください。
本人はできるつもりでも、とんでもない結果になるはずです。
肉離れして、しばらく動けなくなるかも。
おとーさんの面目丸つぶれです。
スポーツの試合の前には皆熱心に練習するのが当たり前なのに、英語発表ではいきなり本番で、「俺はダメだ」なんて、おかしいですよね。
音楽でも、演奏会の前には、どんな一流のプロだって練習します。
めでたく採択がきまったら、こま切れの時間をみつけて、一日数分でも、口の筋トレに励みましょう。
インタビューには、その分野の語彙を使った質疑応答のパターンがほとんど含まれています。
別に英会話学校を否定するわけではありませんが、時間の限られた臨床医にとっては、時間をかけてフツーの英会話を習うより、インタビューのシャドウイングが能率的です。
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ 第15回です。
いよいよ、気になる質疑応答です。
準備が効かないやつです(泣)。
前回、ボスに頼ってはいけないと、キビシイことを言いました。
そしたら、どーせいっちゅうねん!
いよいよ本日秘伝公開です(笑)。
ポイントは、3つあります。
(1) 完璧をめざそうとしないこと。
(2) 結論(サマリー)を先に言い、後で説明を加えること。
(3) 英語の筋トレ
(3)は普段の努力が必要ですが、前の2つを念頭に置くだけで、質疑応答はぐんと進歩します。
100点満点を取ろうとするのは、よくありません。
プレッシャーばかりかかります。
学問に、満点はないのです。
比較的単純な系をあつかう物理学でさえ、完璧ではないのです。ニュートン力学は、ロケットを飛ばすのには大変役に立ちますが、厳密には間違っています。普段の経験からは理解しづらいことですが、時間や空間座標は絶対ではなく、ゆがむのです。
かといって、相対性理論も完璧ではありません。統一場の理論も未完成です。
世の中に完璧な理論などないのです。
もし百点満点をとったとしても、不完全な理論の範囲内での百点満点なのです。
もともと完璧でないものを完璧にこなしたからといって、どれだけの意味があるのでしょうか。
満点を目指そうとすると、フリーズしてしまい、零点になってしまいます(泣)。
これは、普段の臨床にもつながります。
フェラーリをねだるより、300km/hでなくても普段の買い物や通勤にはカローラのほうがよいのです。
質疑応答は、フリーズしなければよいのです。
コミュニケーションがとれればよいのです。
60点から70点を目指しましょう。
(1) のポイントは、「キーワード」の聞き取りです。
必殺、メモ大作戦です(笑)。
(2) については、当ブログの「Thereforeの文化とBecauseの文化」をご覧ください。
先にごちゃごちゃ説明から入ると、ほとんどの人は立ち往生してしまいます。
以上、これまで何度も痛い目にあい、ボコボコにされた先輩からのアドバイスです(笑)。
詳細はこちらにあります。
南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 p.66-68.
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第14回です。
さて、発表もクライマックスを迎え、無事終わりました。
ライトがつきます。いよいよ、討論です。
ヤバイ!
日本語でも大変なのに、英語なのです。
えらいこっちゃ。
たしかに、大変です。
発表は、先輩の力を借りて、スライドをつくり、原稿を読めば最悪でも何とかなりますが、質疑応答は何がくるかわかりません。
国会の大臣の答弁のように、予め質問を教えてもらって、官僚が作文してくれているわけではないのです。
「ボスがなんとか答えてくれるだろう」壇上でフリーズして、会場のボスを探します。
ダメです。それをやる人がいるから、海外では日本人の発表は評判が悪いのです。
日本の学会では、壇上の演者そっちのけで、ボス同士がフロアで討論しているといった光景を目にしますが、日本国内はともかく、外国でこれをやると、せっかくこれまで頑張ったあなたの評価はがた落ちです。
外国のボスは、めったなことではフロアから助け舟は出しません。
発表者の評価が下がってしまうからです。
あなたが忙しい中苦労してやった研究発表です。
あなたはボスのロボットや、単なる雇われテクニシャンではないのです。
そんな冷たいことをいわずに、なんとかしてよ・・・
秘策があります。次回をお楽しみに。
参考文献
南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 p..68
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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 解説シリーズ第13回です。
暑い日が続きますが、気を取り直して、勉強に戻りましょう。
さて、いよいよ英語口頭発表の本番です。発表時間が迫るにつれ、血中カテコラミンが出まくっているのではないでしょうか。
そこで、本番での心得。
1. 前日までに会場の下見をする。
2. 当日は時間に余裕を持って到着し、プレゼンテーションファイルの確認を済ませる。
3. 会場では演壇の近くに座る。
4. 腹式呼吸。
5. 画面の切り替えごとに、聴衆をみる(アイコンタクト)。このとき、原稿を指でさりげなく押さえておく。
6. 聴衆のために、有意義な情報を提供してあげるのだという気持ちをもつ。かっこよく決めようとしない。
7. 発表を楽しむ。たとえ失敗しても命を落とすわけではない。
グッド・ラック!
詳細は、南江堂 英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻 p.66
次回は、いよいよ恐怖の英語での質疑応答です(笑)。
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