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英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻解説シリーズ第二回です。
英語論文を書くに当たって最も大切なことは、なぜ論文を書くかという、モチベーションをはっきりさせることだと前回述べました。
論文を書くに当たってモチベーションを保つことは、棒高跳びの助走のようなものです。
それでは、その次に大切なことは何でしょう?
英語力でしょうか。
「僕は英語力がないからだめだ。」
違います。
英語力が優れていても論文は書けません。アメリカ人のフツーのおにーさんやおねーさんが、医学雑誌にアクセプトされる論文を書けるでしょうか。彼らの英語はネイティブですよ。
実は、英語で医学論文を書くのに、ネイティブなみの英語力は必要ないのです。
それでは、何が必要でしょうか?
モチベーションの次に大切なものは、「師匠」です。
この場合の「師匠」とは、身の回りで、自分で英語論文を書いている人のことです。必ずしもあなたのオーベン(指導医)とは限りません。年齢も関係ありません。年下でも、同級生でもかまいません。
オーベンが「師匠」であればラッキーですが、それにこだわる必要はありません。
同じ分野であれば、ラッキーです。あつかましく弟子になってしまいましょう。「押しかけ弟子」というやつです。
大学のいいところは、「師匠」がごろごろいる点です。
いい「師匠」がみつかれば、もう論文は半分書けたも同然です。
「俺は英語が得意だから、師匠なんて要らないよ。」そういうあなたこそ、「師匠」が必要です。
ネイティブが書いたというだけでは、通らないのですから。
医学部で病気のことは勉強したから、研修のときにオーベンなんていらんよ、といっているのと同じです。
ただ、「師匠」は忙しいです。診療や研究、会議の山をこなしながら、論文を書いています。
おんぶに抱っこでは、駄々っ子のようです。
師匠に嫌われます。
ポイントを絞って訊くのです。
ポイントを絞って訊けば、必ず教えてくれるはずです。ポイントを絞って訊いているのに教えてくれないようなやつは師匠失格です。こちらから見限りましょう。たいしたことはないのです。
それでは、どうやってポイントを絞るか。
質問者が大筋を理解できていること、そして具体的な問題点が把握できていること、この2点がなければポイントを絞ることができません。
あまりにも基本的なことから訊いていると、ピコピコと院内PHSが鳴ってお互い時間切れになってしまいます。
そこで役に立つのが、How toものの本です。何冊か買っておき、先に進めなくなったとき、これらの論文の書き方の本を辞書のように引くのです。
それでも理解できない点を「師匠」に尋ねるのです。 自助努力です。 初心者には、要点を絞った本が必要です。
多くの論文の書き方の本は、サービス精神旺盛で、とても詳しく書いてあります。プロの翻訳者や、英語ネイティブによる作が多く、とても参考になります。
でも、必ずしも、あまり英語の得意でない、しかし伝えたい中身は持っている、忙しい日本人医師のおかれた状況を十分考慮して書かれているわけではありません。
疲れているときには、睡眠薬と化してしまいます(笑)。
そこで、いつもおさわがせの、「英語論文・口頭発表・論文作成虎の巻」(アマゾンに飛びます)の出番です(笑)。
これは、その昔、「蛸部屋生活」を体験した?医師みずからの手になる本です。
半日もあれば目を通せます。
とりあえず全体感がつかめます。
おためしください。
この「虎の巻」とよい「師匠」がいれば、鬼に金棒です(笑)。
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