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最近、出張族のお父さんたちの間で、自腹を切ってちょっと高級なシティーホテルに宿泊するのが隠れたブームだそうです。
業務連絡のためのメールのため、インターネットつきのビジネスホテルを愛用しているドクトル虎の巻にとってはちょっと羨ましいような。。。
でも気持ちはわかります。
医療費総額の話をしましょう。
日本の医療費総額は約30兆円規模で、老人が増え、高度先進医療が進んでいるなかでなぜかほぼ横ばいのようです。
米国はおよそ170兆円だそうです。
人口が2倍とすると、約3倍弱の開きがあります。
ちょうど、一泊7千円のビジネスホテルと、一泊2万円のシティーホテルといったところでしょうか。
片や、24時間ルームサービスつき。電話一本で何でも頼める。片や、夜はフロントにおじさんがいるだけ。自分でコンビに弁当と缶ビールを買いにでかける。。。。。
でも医療は、安いからといって手を抜くわけには行きません。勤務時間が終わったからといって、手術を途中でやめるわけにはいきません。セルフサービスで診断治療をするわけにはいきません。ルームサービスの依頼と、救急の依頼とはぜんぜん違います。
日本の医療は、ビジネスホテル料金で、世界水準の医療を提供してきたのです。
私自身もいままで米国の医療が圧倒的に進んでいると誤解していました。しかし、留学生たちの話を総合すると、米国でのPCI(カテーテルを使って狭窄した心臓の動脈を治療する方法)よりは、日本の先生方のPCIの技術のほうがずっと優れているようです。(道具はあちら製ですが。)
日本の医療にはまだ裏があって、日本はなぜか薬や医療機器が高いのです。ということは、医療従事者の人件費はもっと格差があるのです。
ところで、わが国のパチンコ産業の売り上げ総額は、医療費総額にほぼ匹敵するそうです。
日本のお父さんたちは、医療費が高いのはけしからんといっておきながら、パチンコにはお金を払っているのです。
別にパチンコをけなしているわけではありません。パチンコに別にうらみはありません。またアメリカ並みの医療費がよいといっているわけではありません。
しかし、このような状況でさらに医療費を削減しようとする動きには断固反対する必要があります。
医師の方々は、厚生労働省を目の敵にしますが、それは場当たり的、八つ当たり的かもしれません。彼らも医療費削減の至上命令を受けているのです。
ターゲットはもっとアップストリーム、官邸と、財務省なのです。アップストリームを放置して、対症療法をやっても病気はよくなりません。
日本人は、自分や家族の将来の健康が心配ではないのでしょうか。
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