ドクトル虎の巻
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再び「ロゴス」

ドクトル虎の巻 / 2007.04.23 01:45 / 推薦数 : 2

「初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。万物は言葉によって成った。成ったもので、言葉によらずに成ったものは何一つなかった。言葉の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。」

有名なヨハネによる福音書の冒頭です。

私は別にキリスト教徒ではないのですが、この意味が長年理解できませんでした。

ところが最近、「言葉=ロゴス」と置き換えてみると、すっきり理解できることに気づきました。

ロゴスとは、ギリシャ語でもともと人々が話す言葉の意味ですが、概念、意味、論理、説明、理由、理論、思想、理性といった意味があります。もともと新約聖書はギリシャ語で書かれていたのです。

ヨハネの福音書の冒頭は、別に難しいことをいっているのではなく、ルネッサンスのはるか前の時代に、高らかに理性の重要性を宣言したものではなかったのでしょうか。

「言葉」という訳が誤解をまねいているような気がします。

理屈は大切なのです。

若い人たちに、「屁理屈こねるな!」といってはいけません。

臨床にも、論文にも、「理屈」は大切です。

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