今日の手術は特別で、基本的には開腹手術を行うしかなかったのですが、少しでも傷を小さくするためにまずは腹腔鏡下に開始しました。
困難な手術症例でしたので、執刀は自分で行いました。
それでも鏡視下で行う部分は、予定通りいたって順調に終了しました。
続いて開腹を行い、メインの病変に対する手術に向かいました。
ところが予想外の付随病変があり、結局的には予定通りには遂行出来ませんでした。
これは手術そのものの問題では無いので仕方ありません。
最近よく術後患者さんから、先生の言う通り時間が経つと、痛み等の諸症状が軽快して行くと言われます。
これは真実をついていて、医師は手術等で患者さんの病気が治る方向付けをするだけであって、実際には患者さん自身の治癒力で自然に治って行きます。
つまり合併症を起こさない限り、患者さんは放っておいても自分で治ってしまう訳です。
医師はその経過を患者さんに伝えているだけです。
だから医師のする事なんて大した事ではありません。
今朝の手術もそうですが、医師は方向付けは出来ますが、根本はそもそもの患者さんの病態に左右される訳です。
それを大きく変更する力はありません。
医師は病気に対して全く万能ではありませんね。
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