昨日の手術を延期した患者さんのご家族と、本日改めてお話をしました。
結局、以前予定されていた手術ではなく、今回私が提示した手術を受けられることに同意されました。
やっと理解して頂けてありがたいです。
ところで今日の話し合いには、前回攻撃的だった方は参加されておりませんでした。
以前よりこの患者さんを診てくれていた先生によれば、その方は今までの話し合いでは一度も顔を出されたことの無い方ということでした。
実はこれもよくある事で、大体疑いを持って攻撃的になるのは、患者さんに直接関係のなかった方が多いんです。
多分、他の先生も同じ印象ではないでしょうか。
午前中に予定された手術を終えました。
CTなどの画像所見の割には、大本はあっさり取り去る事が出来ました。
ただ手術では取れないものが残っていますので、これについては次の治療に期待しています。
もう1つ予定されていた手術が延期になった話は書きましたが、明日再び家族の方とお話しする事となりました。
信頼関係が築けると良いのですが、お互いに努力する気持ちがないと難しいですね。
午後からは余裕がありましたので、少し実験をしたり、臨床実習(ポリクリ)の学生さんの総括をしたり、研修医の先生の学会発表の抄録の手直しをしたりして過ごしました。
総括をしていて思うのですが、うちの外科は忙しい割にはたいへん学生さんの受けが良いです。
朝から晩まで働かされますが、教育熱心なのと、内容が充実している所が良いようです。
確かに私もうちの外科は良い先生が揃っていると思います。
この勢いでうちの外科を志してくれる方が多くなると嬉しいのですが。
昨日ICのお2人は明日手術予定だったのですが、問題となった2人目の方は手術を延期する事となりました。
どうも今まで大腸専門医の話を聞いた事が無く、前の担当医と話が異なる事に当惑したということです。
昨日のICはセカンドオピニオンのように聞けたということだそうです。
こちらの意図は汲み取って頂けたようでありがたいです。
それで何はともあれ手術は延期しておいて、改めて私の話を聞きたいという事でした。
疑問を持ったまま手術を受けてほしくありませんので、それで良いと思います。
今日は7:00 pmから、2名の患者さんとその御家族にICを行いました。
つい今しがた終了しました。
すごく疲れました。
1人目はかなり厳しい病態である事を話さなければならず、気が進みませんでしたが全てをお話ししました。
それでも、本人も奥様も気丈によく納得され、全てをお任せ下さるとの御返事を頂きました。
私に出来る限り頑張りたいと思います。
2人目は本人はそうでも無いのですが、御家族は始めから攻撃的で、医師を信用していないのがよく判りました。
最近増えてきたパターンです。
こうした方に合併症を起こすと何を言われるか判りませんので、安全を第一に治療したいと思います。
医師も人間ですから、信用して頂ければ精一杯頑張りますが、信用して頂けないのなら、安全を第一に考えてしまいます。
こうした方の場合、頑張って治療しても感謝される事は無いですし、一度何か起こせば訴訟沙汰になる可能性が大きいですから。
確かに医師にも問題は多いとは思いますが、人間同士の付き合いなのですから、お互いに接する態度は考えた方が良いのではないかと思います。
思えば昔ある人に買って頂いて以来、約5年間使用していたプリンターが、つい今壊れてしまいました。
かなりのハードワークに耐えて頂いたプリンターで名残惜しいのですが、今時修理するよりは買った方が良さそうですので、早急に手配しなければいけません。
仕事に差し支えてしまいます。
せめて明日使用する分のプリントアウトが済んだ後で良かったです。
でも考えてみればほとんど仕事にしか使用しないのだから、医局に買ってほしいな...。
今日は朝から長時間手術となってしまい、昼食は19:00に頂きました。
食費が1食分浮いたのとダイエットには良いのでしょうが、健康には悪そうです。
実際、咳、鼻水がまだ続いており、身体の調子は決して良くありません。
ですけど、患者さんの前では、常に健康に見せる必要があります。
誰も調子の悪い医師に、手術してもらいたいとは思わないでしょうから。
患者さんに不安を与えないようにするのも、医師には大事です。
今日はすっかり風邪をこじらせて寝ていました。
ちょっと睡眠不足が改善され元気が出ましたので、昨日のICD講習会について書きます。
午前中は通常通り病院業務を行い、午後から講習会を受けに東京まで出かけました。
開始までに少し時間がありましたので、地下鉄は大手町で降りて、皇居東御苑(旧江戸城)を通って会場に向かいました。

入り口の大手門脇のお堀では、白鳥の親子が遊んでいました。

入り口ではお金は取られませんが、管理票という札を渡されます。
これを出口で再び返却するというシステムです。
まずは番屋などを見ながら二の丸の庭園に向かいました。
今は夏ですので専ら菖蒲が咲いており、それを見に沢山の方がみえていました。
写真は少し高い所に上って見た、庭園の全体像です。

続いて坂を上って本丸跡へ。
広大な芝生の北端に、天守閣の跡(天守台)が残っていました。
天守閣は江戸時代の始まり頃から焼失するまで、わずか50年あまりしか建っていなかったと書いてありましたが、皆さん知っていましたか。

敷地が広大で、予想以上に時間を費やしてしまいましたので、早歩きで汗だくになりながら会場に向かいました。
思えば、これが風邪をこじらせた原因ではないかと思います。
会場には200-300人程度集まっていました。

今回はHIV感染の話でしたが、結構面白かったです。
特に若者の性についての話は、既に世代の異なる私には興味深かったです。
ちなみにHIV感染者とAIDS発症者の合計は、年々増加しており、昨年で12000人に達しているという事です。
中でも20代、30代の方が多く、蔓延の一番の原因はコンドームをしないセックスだそうです。
ところで高校生の約40%の方が、既にセックスの経験があるって皆さん知っていましたか?
真面目一本で生きている私にはにわかに信じ難いのですが、どうも本当のようです。
いずれにせよ専門職である筈の医師が、こうした実情を知らないのは問題かもしれません。
講習が終わった後は、小泉元総理の参拝問題で有名な靖国神社に立ち寄ってから、寮に帰って来ました。

今日の手術患者さんは、今回で3回目の手術となる方でした。
開腹歴が多い程、腹腔内の癒着は激しくなり、臓器のオリエンテーションをつけるのが困難で、手術自体も難しくなります。
まず正確に癒着剥離を行わなければなりません。
おまけに今日の場合、病変が小骨盤腔一杯に広がっていたため、病変の切除そのものも難しく、久々に汗をかく手術となりました。
それでも順調に手術を終えたと思いましたら、癒着が強くて手術が出来ないという事で、すぐ別の科の手術に呼ばれました。
早速、そちらの手術に入って癒着剥離をしてきました。
私が簡単そうに癒着剥離をするのを見て、傍で見ていた研修医の先生が、`先生、格好良いですね!`
ちょっと男を上げました。
格好良くなりたいなら、研修医の先生、外科に入って下さい。
手術で腫瘍を根絶できない大腸癌をこのように呼びます。
何故か今月に入ってからこうした患者さんが多く、結構気が滅入っています。
基本的に本人への告知は行いますので、毎回気が重いです。
特別な合併症や高齢者でなければ、抗癌剤治療を勧めます。
当然の事ながら、皆さんその場合の生命予後をお聞きになります。
昨日も書きましたが、抗癌剤で腫瘍が消失する事はありませんので(CRと言って、消失したかのように見える事はあります)、大体あと何ヶ月の命と言う事は可能なのですが、これは本人にはなかなか言えません。
化学療法が効けば、普通に生活できますよ、とだけ伝える事になります。
癌を治すのに、早期発見、早期治療に勝るものはありません。
私の現在の研究はここにあります。
きっと成功させますね。
今日は製薬会社の方(MR)がみえて、いよいよ大腸癌に対する新しい抗癌剤が当院で使用可能となった事を伝えて来ました。
欧米では既に使用されており、従来の抗癌剤治療に加えて使用すると予後が改善するというエビデンスがあります。
新薬ですので、しばらくは全例調査のしばりがありますが、期待して待っていた薬ですので、効果をみるのが楽しみです。
大腸癌の治療は私の専門ですが、今後他にも新規抗癌剤が次々と承認されてくる予定ですのでありがたいです。
ただ残念ながら大腸癌根治の手段は今だに手術しかありません。
抗癌剤は補助療法の域を出ないのが実情です。
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