この病院に来てから初めてのクローン病の手術をするために、本日は患者さんとお話をしました。前の大学では炎症性腸疾患の患者さんが大変多かったため、頻繁にこれらの手術がありましたが、こちらでは、クローン病だけでなく、潰瘍性大腸炎の大腸全摘も、まだ1件行ったのみである。
クローン病に関しては、口から肛門まで侵される疾患であるので、外科はあくまで姑息的な手術を行い、治療の主体は内科的なものである事を念頭に置く必要がある。外科的な根治を望むなら、極端な話、口から肛門まで全部取ってしまう必要があるからである。
それに引き換え、潰瘍性大腸炎は大腸に限局しているため、大腸を肛門直上まで全部取ってしまえば、ほぼ治ってしまう訳である。勿論、腸管外合併症や手術で作成した回腸嚢が炎症を起こす可能性は残るが。
同じ炎症性腸疾患でも、この2つは病態も予後もかなり異なります。
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