おそらく今晩中に癌末期の患者様が亡くなられます。本当は別の先生の患者様ですが、その先生が現在病気療養中ですので、代わって拝見しています。既にご親族の方々がお集まりになって見守っておいでになります。やはり長い人生を終える瞬間はかくありたいものと思います。
この患者様は癌末期ではありますが、最後まで疼痛がなく、麻薬などの鎮痛剤を必要としませんでした。そういう点では安らかで良かったと考えています。自分も死ぬ時はなるべく苦しみたくないので、緩和ケアのしっかりした病院に行きたいと思います。そう思えば必然的に緩和ケアをしてあげることの重要性がわかります。
本日は胃の進行癌の手術を行いました。定型手術でリンパ節は2群郭清です。手術自体は全く順調でしたが、病態は思った通りではなく、残念な結果となりそうです。あとは病理検査結果待ちです。
昨日、患者様とご家族に手術内容と術後の説明を行いました。最近の傾向として、よく下調べがしてあって、いろいろと細かいことを聞いてみえます。消化管の癌は専門ですので、何を聞かれても自信がありますが、やはり最新の知識を勉強することが大事だと痛感します。患者様の信頼を得るためには、知識、技術、経験、態度など多くのものが医師には求められます。
胃癌の手術の説明となると、王監督の話題がよく上ります。早期癌では腹腔鏡の手術がよく行われるようになってきましたが、進行癌の2群郭清となると、まだまともにできるのは一部の施設に限られるという話をしています。
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