今日は日曜日ですので丸一日の救急当直をしています。
本日の当直はやはり熱中症の方が多く、救急車を含めこれまでに3人来院されました。御陰さまで重症の方は見えず、点滴のみで皆元気になられました。炎天下で激しい労働や運動される方は、なるべく疲れないようにして、水分摂取することを忘れずに。吸収の点からアルカリイオン飲料がお勧めと思います。
本日は私の患者様の一人が最期を迎えようとされています。家族、親戚の方がたくさんお集まりになって、見守って下さっています。施設等では一人寂しくお亡くなりになる方もみえることを考えると、最期にあたって多くの人に看取られるのは、幸せな事ではないかと思います。果たして自分が死ぬ時はどうでしょうか。多くの人に集まって頂けるような事をしてきたでしょうか。悔いを残さないためには、自分も必ずどこかで死ぬという事を自覚して生きていなければなりません。
昨日の産業医講習会で講演されたうつ病について。
うつ病という精神病には自分がうつであるという自覚がない。つまり、企業でよく行われるうつ病のスクリーニングの記述テストは、人付き合いとかをその本人に書かせるものであるから、これで本当のうつ病の方が引っかかってくる事はない訳である。それでいてうつ病の方は、自分という存在が常に世の中に迷惑をかけているので消えてなくなりたい(自殺念慮)と考えるので、誰にもその気配を感じさせることなく、突然自殺するのである。うつ病と診断されたら本当はすぐに入院適応となる所以である。医学的には脳内伝達物質のセロトニンの枯渇である。原因がはっきりしているので、結構薬が良く効く。
それでは、若い人を中心に最近増えているうつとは何であろうか。会社で人間関係がうまく行かず、悩み、食事が進まなかったり、眠れなかったりする。気分が落ち込み、自分をうつ病と考えて精神科を受診する。(実は本当のうつ病の方が自分から精神科を受診することは無い。)診断書をもらって会社を休むようになる。休んでいるうちは当然改善していて、遊びまわったりしているが、会社に行くようになるとまた同じようになってしまう。医学的にセロトニンが枯渇しているわけではないので、薬が効くわけではない。こういう方々は、うつ状態とは言えるが、精神病としてのうつ病ではないのである。精神科受診ではなく、カウンセリングが必要な方々と言える。
大変勉強になりました。
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