今日は、午前中に明日の手術患者とその家族に手術説明を行った。
今は説明内容はすべて書面に記し、コピーをカルテにも残しておく。術前説明は今の時代非常に重要である。
患者側も昔のようにすべてお任せしますという方は減ってきて、今回もガーゼを残したりしないようになどと念を押された。
患者様を少しでも根治させたいと手術を行っているつもりであるが、このような患者にしっかりと手術をした結果、たとえば合併症が起こり、結局患者側に訴えられるということになる可能性がある。そのように考えてしまうと、危険なことは止めて、心ならずも抑えた手術になってしまう可能性がある。結果として予後が悪くて患者様は亡くなられたとしても、世の中は医師が悪いとは考えないから。
こんなことを考える医師は今の時代だんだん増えてくるのではないかと思います。今のところ、外科としての良心が許しませんので、自分は手控えた手術をするつもりは毛頭ありません。医師と患者様の信頼関係の崩壊は、決して医師だけによるのではないでしょう。今は初めから医師を疑惑をもってみる患者様が増えてきています。それで信頼関係を構築するのは大変難しくなり、結局は患者様にとって不利益になるということが多くなるでしょう。
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コメント
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ムンテラできちんと納得してもらっているはずなのに
後から患者にいろいろ言われると、OPEで全力を
尽くしても、とても悲しい気持ちにおなりになるので
しょうね。。。。
私は一般人なので先生のお立場やバックステージは
100%理解出来かねますが、もしも自分が病気や怪我で
自身でどうにもならないのであれば、医師や病院を
信頼して治療に専念することを第一に考えます。
しかし、昨今は何故だか「ケンカ腰」な人もいらっしゃるみたいですね(f^^;
お医者様も人間である以上、「こころ」でお願いして気持ちよく医療提供を受けることが大事だということに気付いてくれる人が増えてくれることを祈っています。。。。
つたない文章でしたが、ご理解頂いてたいへん嬉しく思っております。
ご存知かもしれませんが、欧米では極端に医療訴訟が多いため、癌の手術は手控えたものが多くなり、治療成績が上がりません。逆にそのために抗癌剤治療が進んでいるとも言えます。
せっかく世界一の治癒率を誇る手術を行うことのできる日本ですから、こうした問題を皆が真剣に考えて頂きたいと思っております。
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