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◎ あと165日です。広島エイズダイアルの代表の河野美代子先生が、参議院選挙に立候補すると宣言してしまいました。河野先生は広島大学医学部の先輩です。学生時代から「おみよ」は有名だったのですが、私にとってずっと遠い人でした。

http://www.kohno-miyoko.jp/index.html

◎ 河野先生とエイズの出会いを私の体験から紹介します。1990年だったと思います。広島市内でエイズについての講演会が企画され、特別講演の演者にNHKのディレクター(当時)の池田恵理子さんを思いつきました。池田さんは薬害、性感染の別なく感染者や関係者に密着した取材ぶりで、多くのテレビやラジオの番組を作っていました。そんな縁で私も彼女が書いた岩波新書「エイズと生きる時代」に登場します。

◎ 講演会は成功でした。山形のおばちゃんや、京都の染織家の斉藤さんも会場に来ていました。斉藤さんはサンフランシスコのNAMES Projectが持っているエイズのメモリアルキルトを日本に招待して、各都市でキルト展をしたいと活動していました。

http://www.aidsquilt.org/

◎ 打ち上げで盛り上がっている時に、池田さんが「知り合いを呼びたい」と電話をして現れたのが、河野先生でした。この二人はともだちだったのです。河野先生は当時、「さらば 悲しみの性」で有名な性教育の旗手でした。

http://www.koubunken.co.jp/0025/0020.html

◎ 遠い存在だった河野先生と私の距離が一気に近くなり、池田さん、斉藤さんと初めて一堂に出会いました。斉藤さんが開いたキルトの写真集を見て、河野先生は「私、これやりたい! 私が引き受ける!」と叫んだのです。感性の人だと思いました。

◎ こうしてエイズで亡くなった人たちへの思いを縫い込んだ布であるメモリアルキルト展が国内9都市を巡回することになりました。愛媛の赤瀬範保さんの「愛」のキルトは広島で合流しNHKのテレビ番組で紹介されました。キルト展の広島会場は多くのボランティアで運営されました。このボランティアたちが「解散するのはもったいない。今後もエイズについて取り組んでいこう。」と結成したのが「広島エイズダイアル」です。河野先生が代表を引き受けられたのも自然な流れでした。

◎ 河野先生は講演活動のほかに、ご自身のクリニックではHIV感染女性の診療、HIV抗体迅速検査の早期導入、そしてエイズの電話相談や広島県のエイズ日曜検査など、現場から離れない活動をずっと続けています。選挙後のことは、その時に考えましょうね。<この記事、一部に記憶違いがあり修正して再アップしました。>

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