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TwitterでSoftbankの孫さんが,ITが医療にできることは? とつぶやいておられたので,日々病院業務を行っている一人として考えることを・・
病院のITといえば現在は,いわゆる電子カルテ−レセコンを中心として種々の医療機器がつながったシステムが中心だと思います.ただし,このシステムは(遠隔読影などの一部をを除いて)クローズドなシステムです.
上層部の方々は,電子カルテさえはいっていればITは十分と思ってられるフシが・・・
画像情報(放射線画像以外のモニターや,心電図,脳波など)は専門家に指示を仰ぐ状況で電話では細かいことは伝わらない(大事なことを把握して,詳細に伝えられるのであれば,それは十分専門家・・)
FAXは良いかもしれないが,受け取れる場所はかなり限られていて,しかも残念なことに元の画像と比べるとかなり劣化している
最近ではiPadなどに画像を転送し(メール?専用のソフト?),専門医に診てもらって・・・なんていう映像が流れているが,そんなことができるのはごく一部の病院だけでは?
いつでも,どこでも が達成できれば,院内外を問わず医師の能力を活用することができ医療の効率化を進めることができるような気がするのですが・・
ただし,病院仕事のなかでは院内にいない専門医のDrに画像のアドバイスが欲しい,心電図を読んで欲しい,モニターの波形を見て欲しいという場面は少なからずあります.その都度病院に来てもらうことは現実的にできないばあいがあり,翌朝まで待ってしまったり,呼んでみてもらったら,正常範囲だったりするわけです.”これをみて,アドバイスください”という部分はITにより十分カバーできるはずだと思います.その場にいないDrの知恵を拝借するためにどうしてもITは必要です.
情報端末を実際に運用する際には端末のセキュリティ,コストの問題は大きい問題ですが,孫さんがおっしゃっているようにセキュリティについては遠隔消去などの端末の機能により確保できるのではないかと思われる.
端末のコストについては,病院という業種についてはなかなか難しい問題かと思われる.
院内(場合によっては院外)どこでも医療情報に触れる必要があるのは一番は医師であると考えられるが, Softbakでは残業削減および紙・印刷費用の削減により一人当たり4万3千円のコストダウンを行えたそうだが,病院ではそうはそうはいかないでしょう.
なぜならば医師には(一切と言っていいほど)残業代を元々払っていない→効率化による残業代の削減効果は0(ゼロ)ということになる.
また,情報端末についても,職場支給の携帯電話で院外で連絡を受けるDrの話は聞いたことがない.もし端末支給とした場合はそれだけ病院の負担が増えることになり,紙代,印刷代だけでは流石に端末のコストは回収できないのでは?と考えられる.目に見えるコストダウンが出来ない以上は,そのコストを払ってくれる病院はなさそう・・
医者の労働管理をおこない時間当たりのコストを算出することから始めないと・・ 病院にも人事部を作ってください!! (普通の会社では人事部の仕事? 私にはよくわかりません・・)
技術の進歩によりセキュリティの問題はある程度解決できると思われますが,労働コストの算定ができない病院には,情報端末のコストは払えないでしょう・・
考えれば考えるほど,なかなかITの理想には近づけないような気がしてきました・・・ ITの進歩うんぬんではなく,病院という組織の問題ですが・・
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