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2007.12.25 22:39 |  診療  |  その他(一般)  |  HARAGON  | 推薦数 : 1

医者がノロウィルスにノロわれる時

今年も、感染性胃腸炎が流行しています。
その原因は、ノロウィルスのことが多いのですが、今年は昨年と違ってノロウィルスという表現よりも、感染性胃腸炎として報道されることが多いように思います。昨年、ノロウィルス騒動によって、牡蠣貝がとばっちりをくったせいでしょうか。
私も、この冬すでに100人ほどの感染性胃腸炎の患者を診察しています。今年も、感染力は強力です。誰かに感染すると、家族中に感染してしてしまいます。
外来で、こうもたくさんの患者様を診察してきて、「自分は大丈夫なんだ」と変に自信をもったとたん、23日の早朝からお腹がおかしくなりました。
そういうことで、私の症状を医師の目でじっくりと観察しました。そして、私の患者様への指導が正しかったかどうかを検証してみました。
どうも症状を12時間ごとの4期に別けることができます。最初の12時間(第1期)は、30分おきに水のような下痢です。微熱とともに吐き気があります。次の12時間(第2期)は、下痢が続き、吐き気は少し治まりますが、熱が38.3度になりました。ともかく、なにもする気力がなく、横になると眠ってしまう状態でした。そして、次の12時間(第3期)は、下痢は少しよくなりますが、身体のだるさが続きます。最後の12時間(第4期)は、今度はお腹が張って、お腹がごろごろ(腹鳴)しますが、あまり便はでません。第4期の最後、私の場合は今朝の早朝ですが、ガスが出て、回復に向かうというような経過でした。第4期ごろから食事を少し食べることができました。患者さんには、下痢をしている間は、形があるものは何も食べずに、水分の補給を十分にと指導しています。最低、1日2000mlの水分(できればスポーツ飲料)を取るようにいっていますので、そのとおり行いました。しかし、最初の吐き気がある時に、水分を摂るのはなかなか難しかったですね。2日間で体重が3キロやせました。
でも、私の養生法の成果で、48時間でノロウィルスを退治することができました。
医者も時々、病気になってみるものですね。

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新聞報道によれば、厚労省は低所得者層(全世帯の低いほうから10%)の消費支出が、生活保護世帯基準より低く、生活保護基準を低所得者層との均衡を図るために引き下げるという考え方を示したということです。
生活保護を受けている約半分は高齢者世帯です。この高齢者世帯は、2004年から2年にわたってに高齢加算が廃止され、1級地で18000円削減されました。この削減によって、生活保護の高齢者は生活ができないといって、裁判に訴えています。そして、現在は、母子家庭に照準をあて、母子加算の廃止を行おうとしています。
このような削減を行っても、まだ、低所得者と1万円ほどの差があるというのです。日本の生活保護の捕捉率(カバーしている率)は10%程度だといわれています。生活保護水準以下で生活している人びとが1000万世帯もいるということになります。生活保護の人たちは、税金や医療費などは免除されますので、低所得者の実際の生活は、もっと悲惨なものです。
では、生活保護の人たちは、豊かな生活をしているかといえば、決してそのようなことはありません。全日本民医連のソーシャルワーカー部会が調査した結果では、老齢加算の廃止によって、50%以上の人びとが食事を1日2回にするなど、食費を切りつめています。生活保護基準で考えると、食費は1日に600円ほどです。これが、日本の「健康で文化的な最低限度」の生活でしょうか。日本はなんと貧しい国になってしまったのでしょうか。
生活保護を受けるためには、厳しいプロセスがあります。まず、「窓際作戦」といって、申請書を渡してくれません。資産などの厳しい審査があります。来年度の国の予算でも、生活保護費の削減を計上しているのです。
格差社会が進行する中で、「格差の是正」のために行うことは、低所得者層の引き上げではないでしょうか。低所得者と生活保護の格差があるのであれば、その低所得者を保護すればよいでしょう。低所得者は、貧困な「最低限」の生活も営むことができないのですから。

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私が小学校の時に通った小学校の横に立派な介護施設が建設されています。
田舎に帰った時に聞いた話では、施設を町が作って、運営は特定管理者制度に基づき、外部に委託するそうです。社保協のHPをみていたら、載っていました。
HPは以下でした。
http://www.w-shakyo.or.jp/pdf/shakyodayori/extra_news2007-9.pdf
それによると、特別養護老人ホームや障害者施設、ショートステイを含めて57床で、その他、デイサービスを行うようです。なんと、その建設費は20億円近くというのが、田舎の人から聞いた話です。
私の法人と協力関係にある金沢市の福祉法人でも、現在、金沢の街中に小規模の特別養護老人ホームを作っています。ベッドは、ショート2床を入れて42床で、ちょっと規模が小さいのですが、建設資金は5億3千万円です。
それにしても、田舎の施設はお金をかけすぎです。
それでも村の介護が必要な人たちが入れれば、それもよしかもしれません。
ところがです。
最近の特別養護老人ホームは新型特養といって、個室なのです。
そのために入居費が13万円以上します。
田舎の高齢者はほとんどが国民年金です。誰がそのような費用を払えるのでしょうか。
私の親戚にも、両親の介護が大変で、入れて欲しいと思っている家族がいます。
介護認定が3程度ですので、十分入居の条件はあります。
でも、2人で30万円だというのです。
息子さんは、とても無理という話でした。
田舎では、我が家のように、一人暮らしの老人が増えています。我が家も数年のうちには、母親を金沢に引き取らなければならないと考えています。でも、生まれ育ったところで、すみ続けたいという高齢者が多いはずです。そのような高齢者をサポートする施設こそ、必要だと思います。
費用については、介護保険が適応されるので、ここの施設の責任ではありません。しかし、町が作るのですから、箱物を立派にするのではなく、村の人たちが利用できるような機能を重視して建設すべきではないでしょうか。その建設費用も住民に重くのしかかってくるはずです。

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