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福田首相と小沢民主党代表の密室会談の後、自民党と民主党の大連立構想が表にでて、小沢代表が辞意を表明して、その後、再度代表に留まることになった一大騒動は、この1週間の出来事である。
小沢代表が民主党の議員総会で釈明し、記者会見に応じて、ことに至った経過が公表されたが、果たして真実はどこにあるのか。私は、この動きの中に、大きな陰謀が隠されているように思って仕方がない。すべては、シナリオ通りにことが運び、そして、それぞれの役割をもった俳優が、その役を見事に演じていく。その俳優は、小沢であり、管であり、鳩山であり、そして名優として福田の顔も見える。その演出にマスコミも組み込まれていく。そのシナリオライターは、財界であり、アメリカと考えるのは、うがった見方であろうか。恐ろしい世界である。
7月の参議院選挙の結果は、自公政権の大敗北であった。この対決姿勢が続けば、確実に民主党中心の政権が生まれたに違いない。先の参議院選挙で、多くの国民が民主党を支持したのは、構造改革の中で「格差社会」が進行し、「富めるものがますます豊かになり、貧しいものがますます貧しくなっていく社会」にNOを突きつけたからではなかったのか。国民は、民主党がかかげたマニュフェストに共感したのではなかったのか。
小沢代表は、この民主党の政策を恐れた。民主党が政権を取り、マニュフェストに基づいた国民の立場に立つ政策が実現することを恐れたのではないだろうか。財界やアメリカの立場にたつ政治から、国民の立場にたつ政治の実現は、もうすぐ実現できたはずである。その転覆を図ったのが、今回の大連立構想だったような気がする。
「民主党は政権を担う力がない」小沢代表が述べた言葉である。10月17日に国会内で、医療改悪に反対し、医師増やせ、看護師増やせの集会が開催された。その時、民主党などの若手の議員が参加していた。彼らは、自らが地元の期待を担い、生活、地域の格差を是正することを、自らの責務であることを、熱く語った。小沢は、彼らの正義感に危機感をいだいたのではないだろうか。
この1週間、民主党の中では、参議院選挙後の熱気が一気にさめてしまっていると聞いた。
かつてのように「公約は公約」という時代ではなく、マニュフェストという「公約」が定着しつつある。国民の期待を裏切る政党は、大きなしっぺ返しを受けるに違いない。
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